概要
2019年1月28日~2月4日にアンケートを取らせていただきました。
約200人の方に回答をいただきました。ありがとうございます。
前回のアンケートとの比較をしながら見るとよいでしょう。
回答全般
多重投票の防止機能はあるのですが、検知できない場合もあるので厳密な数字ではないことに留意ください。
回答に関する考察
結果について、筆者の意見をいくつか選んで書かせていただいています。
まず年齢層。今回も40~69才が約半数という結果になりました。
ゲームに近い機材を利用する分野としては平均年齢が高いのがフライトシミュレータです。ピンキリですが、コスト面も年齢層が高い理由なのではないかと推測します。特にコックピットビルドをすると3桁万円です。
Prepar3D利用者は常に新しいものに乗り換えていく姿勢は変わらず、あっという間にv4 64bitが標準となっています。
そしてFSXが減った分、そのままPrepar3DやX-Planeへ移行している人が多いと考えてよいでしょう。
FSX、Prepar3D v2/v3は多くのサードパーティがサポートや新規開発を打ち切ってしまったのも利用者が減った原因かもしれません。
移行予定の方々は、1.の比率と同程度にPrepar3DやX-Planeへ移行を考えているようです。
筆者の個人的な意見ですが、シミュレータ単品ならX-Plane11が良いです。ただし国内事情や定番アドオンを既に持っている場合はPrepar3D v4が良いと考えています。
Windows10はゲーミングに適したOSです。リリースから3年経過していますし、パフォーマンス面などを見ても移行しない理由はありません。絶対に環境を再構築したくない方や対応ソフトウェアの都合などもあると思いますが、来年はWindows7のサポートが切れます。
そこは念頭に入れましょう。セキュリティの問題だけでなく各サードパーティのアドオンもそれが前提となるはずです。
90%近くの方がデスクトップPCを利用されています。ハイエンドのGPUが必要な場合もありますので傾向としては以前と変わりません。
こちらは参考程度に。
VR機器の利用者が増えてきました。計器が読めるほど解像度が高い機器は10万円以上しますが、確実に利用者が増えています。
TrackIRほど気軽にヘッドトラッキングをするのはずっと先だと思います。
ActiveSkyシリーズが圧倒的です。REXのシェアは大幅に下がりました。
フライトシミュレータを趣味とする方の3/4の方は操作面ではリアル志向です。
チャート作成は結果がバラけました。有償から無償まで人それぞれと言ったところです。
フライトシミュレータならではの結果です。コックピットビルドをする方々は必然的にディスプレイ枚数が増えます。
筆者はというと、元々3枚で空戦をしていましたが、計器用を含む2枚になり、現在は1枚でフライトシミュレータをしています。
これは単純にシミュレータ毎の機体設定が面倒になったからという理由になります。またEZdok Camera Ver 2のようなソフトで簡単にカメラを切り替えられるようになったのも要因です。
基本は1台ですが、コックピットビルドやスクリーンに投影する方々はPC台数も多めになっていると考えられます。
今回の回答者の5%程度の方々は単なるパネルより上のコックピットビルドをされています。
FSX及びPrepar3Dの方々は基本的にsimMarketだと思います。FSS(Flight Sim Store)利用者が2年でぐっと減ってしまったのは、同ショップの対応に対して複数のアドオンメーカーが逃げ出したのも理由かもしれません。
こちらは参考程度に。アドオンを多数持っている方は、地上が日本よりも綺麗になるヨーロッパやアメリカになる場合もあるかと思います。
長きにわたり国内各社の機材がボーイング中心だったこともあり、日本ならではの結果です。
筆者のように民間機に興味を持ったのがここ5年程度だと、ボーイングはエアバスと変わらなかったりします。
グリペン is No. 1
ヨーロッパをもう少し愛してください。とりあえずカッコいいので、グリペンEのロールアウト映像を見て考えを改めてください。
圧倒的定番のPMDGが優勢です。747-400、747-8、737NG、777とアドオンが豊富でオペレーションも実機ベースと言った点が結果に結びついています。
価格帯やマルチクルーと言った点からでしょうか。AEROSOFTが優勢です。『エアバスは乗らない』という選択が多いのは前述の通り、ボーイング優勢な日本ならでは。777のチュートリアルを翻訳しておいて言うのはなんですが、筆者はボーイングと同程度あるいはそれ以上にエアバスが大好きです。
初心者向け教育管制飛行イベント・・・・ぜひお願いします。興味ある方は国内のハッシュタグをTwitterでチェックするのもいいと思います。
10%程度の方々が武道の有段者。25%が経験者以上。噂は本当かもしれません。
フライトシミュレータも、多くの武道もインドア競技である点に注目です(
みなさまご協力ありがとうございました。