概要
今回紹介するアドオンはWing Creation Inc.がリリースした「富士山静岡空港」だ。
執筆時点で、FSX、及びPrepar3D v3.4に対応している。
※本記事初版は2017年3月16日となる。
富士山静岡空港とは?
正式名称は静岡空港(RJNS)で、愛称が富士山静岡空港となっている。
2009年に開港した新しい空港で、2500mの滑走路が1本あり、ANAやフジドリームエアラインズ(FDA)が国内線を運航している。
空港の場所はこちらだ。
全体の特徴
本作は、2015年末にリリースされた新潟空港以来のWing Creation Inc.(WCI)の新作である。
※同アドオンは、空港アドオン その34 「新潟空港 WCI版」にて紹介。
静岡空港は山の中というイメージがあるかもしれないが、高台の上に作られているので、海側は見渡しがかなり良い。少し高度を上げるだけで、近隣にある飛行場なども見えてくる。海も山も川もあり、また、東名高速道路も近くを走っているので、ORBXのVectorなどを導入しているとグッと見栄えが変わる。
ちなみに秋は、このようなイメージだ。
公式ツイッターからの情報によると、地上のメッシュは下記のようになっているとのことだ。
- 空港周り
5mメッシュ - 約10キロ圏内
10mメッシュ
空港ビルディングは、こんなイメージだ。
ビルの上にあるアンテナ類や窓越しに見えるテクスチャなども豊富で、コックピットから見た景色は完璧だ。
ボーディングブリッヂは、今風のトレンドが抑えられた作りで綺麗だ。
地上車両もエプロン内に豊富だが、FPSも高めなので全く心配ない。
屋上は現地の雰囲気がたっぷりと出ている。
ビルディングの内側は、かなり精細に作られている。
駐車場はこのようになっている。
管制棟付近、壁の後ろの設備などもしっかりと作り込まれている。
また、車も白線に合わせて多く配置されている。
綺麗に並んでいるというのは、空から見た際に重要なポイントだ。
お馴染みの!? 自動販売も、今回設置されている。
海側の滑走路端はこのようにライトが並んでいる。
山間部ならではの構成だ。
こちらも公式ツイッターからの情報によると、FSX/Prepar3Dの制限で空港敷地は平面である必要があり、ランウェイ30側の端は実際のものより数m高いとのことだ。
夜景
高台にあるがゆえ、近隣の街並みがよく見える。
FTX Vectorを導入している場合は、このように東名高速や街道のライトがより綺麗になる。
周辺も見どころ
本作には、静岡空港以外にも2つ飛行場が含まれている。
1つ目は自衛隊の静浜基地(RJNY)だ。海に向かって静岡空港から飛び立つと、左手直ぐに見える。
PC-9/Aなどであれば、静岡空港との往復で離着陸の訓練も簡単だ。
もう一つは、海岸沿いに東京方面に向かった場所にある清水港の入口にある三保飛行場だ。500mほどの滑走路なので離着陸できる機体は限られてくる。
その他の見どころは港だろう。これは複数が収録されている。
1つめは清水港だ。1つ前の写真と同じ場所となる。
2つ目は大井川港。静岡航空に海側からアプローチをすると眼下に見えてくる。
そして3つ目が焼津港。前述の港の間に存在する。
その他、有名な工場等、ランドマークがシーナリー内に多数存在するので、是非探してみよう。
最後に
本作は、メインとなる空港のみならず、楽しめる要素が沢山含まれるアドオンである。
また太平洋上の飛行する際に目立つ港や海岸も整備されているため、単に静岡空港の利用有無に限らず楽しめる。
是非、本作「富士山静岡空港」で楽しもう。