概要
今回紹介するソフトは「Dirt Rally」だ。
Dirt RallyはPC版がリリース済みで、国外ではPlayStation4やXBOX One向けにもリリースが予定されている。
※本記事初版は2016年1月21日となる。
ラリーとは?
本ゲームでは下記の3つの競技が収録されている。
- ラリー
- ラリークロス
- ヒルクライム
中でも人気が高いのが、ラリーだ。
ラリーは同時に車が走って競争する競技ではなく順番に同じ道を走る競技である。
走る順番によって有利不利が変わり、次のステージの走行順に影響したりと戦略性が高い。
場合によってはわざと2位で走行して最後で巻き返すといったこともある。
そして走る場所は、森林や町等の一般の道である。それゆえに「公道最速の競技」とも呼ばれている。
1990年年代から2000年代前半にかけて、日本のトヨタ、スバル、三菱チームが複数回にわたり世界選手権WRCでチャンピョンとなっており、人気を博していた。
今までのラリーゲーム
かつて2004年に発売されたRichard Burns Rallyが長く、PCのラリーシミュレータとして君臨していた。
今もMODがたくさん作られて多くのプレーヤーを楽しませている。
その後、WRC公式ゲームやDirt1・2・3がリリースされたがカジュアルな面が強くゲーム寄りであり、ラリーシミュレータファンを満足させるものが出てこなかった。
Dirt Rally
そして2015年にEarly Access版としてリリースされ、ユーザーの声を取り入れながら年末に発売されたのが、このDirt Rallyである。
Dirt1・2・3と同じコードマスターズの製品だが、それらと比べるとRiahcrd Burns Rallyファンにも満足が行く製品となっている。特徴は下記の通りだ。
- コースが長い
- 複数の国のコースがある
- 舗装路(ターマック)、森林の道(グラベル)、スノーのコンディションがある
- 道の両脇に透明の壁などはなく、硬派なつくりとなっている
- グラフィックが綺麗
- 各時代の車両が収録されている
- etc…
動画
筆者が実際に走行してみた動画がこちらだ。
助手席に座っている人は誰?
ラリーの特徴は、2名で乗車することだ。
WRCの場合、1つのラリーは国毎に約300kmの道を複数に区分けして行われる。
グネグネと曲がった一般道で300kmということは、とても複雑な道を覚えきれない。
ましてや高速に走り抜ける。
そこでコドライバーが2~3先のコーナーを読み上げていき、ドライバーが先イメージをして走行を行う。
なお基本的には読み上げるペースノートはドライバーが作っていくものだ。
※記録はコドライバーしていく。
本番前に記録のための走行が許されるのが一般的だ。これをレッキと呼ぶ。
ハンドルコントローラ
カーシミュレータ・ゲームではハンコンを利用するのがお勧めだ。
安く手に入れたい場合、ハードオフで高頻度で4000~5000円程度で見かけるので、ロジクールのUSB接続のものを手に入れるのも良いだろう。
※多くはグランツーリスモシリーズと共に買って、処分されたものだと思う。
プレイステーション2用として売られているものでも、PCで利用できるものが多い。
USB接続のものを見つけたら、ドライバがあるかロジクールのサイトでチェックだ。
筆者は下記のようにG27を利用している。
最後に
「F1ドライバーは頭のネジが外れているが、ラリードライバーはそもそもネジ穴が無い」という人もいるほど、ドギドキする走行だらけで見ていても面白い。
失敗すれば崖から落ちることもあるが、この走行を見ていただきたい。
早送りの再生ではないし、路面は雨で濡れておりスリッパリーだ。
長らく時間が開いてしまったが、ラリーをまた楽しめるようになってきた。
車のシミュレータが好きな人は、ぜひお勧めしたい一本だ。