概要
今回紹介するアドオンは、AEROSOFTの「MALLORCA X EVOLUTION」だ。
執筆時点で、FSX SP2、FSX SE、Prepar3D v2.5に対応している。
本アドオンは2つの空港が収録されているが、パルマ・デ・マヨルカ空港が中心となる。
※本記事初版は2016年1月24日となる。
動画
公式なプロモはこちらだ。
筆者が実際に、Prepar3D v3.1で飛行した動画がこちらだ。
FTX各製品やREX4Texture Directが適用された状態となる。
パルマ・デ・マヨルカ空港
まずはパルマ・デ・マヨルカ空港。
ここは年間2000万人を超える旅客数を誇る地中海の島々では、随一の空港だ。
スペインでも3番目に大きい。
場所はGoogle Mapで参照してみよう。
空港のオブジェクトは、2015年にリリースされたアドオンとしては控えめだ。
全体的にはオブジェクトは多いのだが一つ一つのポリゴン数は少なめに作られている。
ボーディングブリッジもシンプルだ。
ガラス部分もテクスチャを張っているが、透明なテクスチャは使用していない。
航空機から見えない箇所は、ボックス型や板上のポリゴンとテクスチャのみで作られている。
その変わり、「動くオブジェクトは多く」・「広い」という3つの要素があって軽い。
筆者環境での着陸リプレイ映像で40-60FPSを示していることからもわかるだろう。もちろん実際に操縦の際も軽い。
少しビルから離れるとこのように細かく作られているように見えるので、性能とのバランスもとれており、タキシングや離着陸時には十分な見た目だ。
空港から少し行った場所に市街地が見える。アプローチ中には街並みや船舶が見えてくる。
夜間も描画が綺麗だ。
ソン・ボネー空港
北西10kmほとの場所にもう一つのソン・ボネー空港がある。
パルマ市街地はこちらの方が近い。
格納庫がある以外はランプ留めが基本だ。2つの空港の間をぐるぐるとタッチ&ゴーし続けるのも楽しいだろう。
最後に
ここ1年ほど連続して各社からリリースされている地中海のアドオンの中でも、比較的西に位置するAEROSOFTの「MALLORCA X EVOLUTION」は、イタリアやフランス、ガダルカナルにも近く地中海の飛行の拠点としてもいいだろう。