概要
今回は、空港アドオンを紹介する。
第7弾はAEROSOFTがリリースしているヒースロー空港だ。
本製品は2種類の形態で販売されている。
- FSX及びPrepar3D v2/v3用
MEGA AIRPORT LONDON HEATHROW XTENDED - Prepar3D v4用
MEGA AIRPORT LONDON HEATHROW PROFESSIONAL
v4用製品は後述する。
※本記事の初版は2014年9月7日となる。
※2017年10月6日 Prepar3D v4対応版について追記・項目追加。それ以外は2014年当時の記載内容となる。
ロンドン・ヒースロー空港とは?
イギリスの首都ロンドンの玄関口といえば、ヒースロー空港だ。
詳しくはwikipediaを参照いただきたい。
さて。今回紹介するAEROSOFTの製品だが、執筆時点で2014年9月にリリースされたばかりの製品だ。
正式な製品名は「MEGA AIRPORT LONDON HEATHROW XTENDED」となっている。
今回利用したのは、Prepar3Dv2用のものとなるが、FSX用は別途インストーラが用意されている。
大きめの空港は「MEGA AIRPORT」シリーズとして同社は販売している。
今回の製品はさらに「XTENDED(Extended)」となっている。では何がExtendedなのか?
まずは容量。
空港アドオンだと、400MBぐらいのサイズで「おっ大きいな。テクスチャとかオブジェクトとか綺麗かも」と思うだろう。
本製品は2フォルダから構成され、なんとその容量4.63GBだ。
もちろん容量が大きければ良いというものではないが驚きだ。
※Prepar3Dv2用インストーラでの導入結果
シーナリーは?
筆者が実際に飛行してみた動画がこちらだ。
今回の構成は下記のようになっている。
ハードウェア: Corei7 3770K + GeForce GTX 780
ソフトウェア: ftx Global Base/Vector/England/OpenLC、Ultimet Traffic2(トラフィック量20%)、REX4TextureDirect
後述のように軽めの機体であればスムーズだが、iFlyでは正直重かった。
F-22で飛行した場合、こんなにスムーズだ。
こちらもフルスクリーン及びHD画質設定で見ていただきたい。
FPS比較
設定やハードウェア構成は前述の通りだが、航空機別に比較をしてみた。
比較的建造物が多く見え、ロンドン市街方向を向いているヒースローのランウェイ09Lでの比較となる。
AEROSOFTの「ヒースロー空港」の最新版をハイパフォーマンスなハードウェアをお持ちのあなたにお勧めしたい。なお筆者環境では2015年7月現在、Prepar3Dのチューニングを行いさらにFPSは向上している。
本製品はPrepar3D v2で何が凄いのか? 違うのか?
マニュアルによれば「夜間のライティング」がPrepar3Dでの違いと書かれている。
実際に1か月遅れで試してみたのだが・・・・・驚いた。
Prepar3D用に作られた夜間シーナリーと、同じくPrepar3D用に作られた機体のPC-9/Aでこんなにも凄いとは思わなかった。
どちらかといえば、画像よりも動画が分かりやすい。
PMDG B777で夜間に着陸した動画はこちらとなる。
Prepar3D v4対応のPROFESSIONAL版
旧版から3年経過した2017年10月に64bitのシミュレータとなったPrepar3D v4用ヒースロー空港がProfessional版としてリリースされた。違いは下記の通りだ。
- Code (BGLs) recompiled and optimized using new material options with P3D V4 SDK
- All objects optimized for new shadowing techniques
- Dynamic Lighting ( can be disabled partially)
- Ground layout including detailed aerial imagery created according to P3D V4 SDK
- New optimized 3D Runwaylights (will be switched on and off depending on daytime and weather conditions)
- AFCAD approaches changed to Airac 1708
- Adjusted AFCAD parking positions
- New detailed and animated Jetway models (CTRL-J)
- Partially higher resolution textures
- Partial closedown of Terminal 1 (currently under construction)
- Extended configurations menu
新バージョンを各種アドオンを載せたPrepar3D v4上で稼働させた画面がこちらだ。
3年経過しているが、ダイナミックライトの対応などで質感が異なってくる。
機外視点はこちら。
離陸後はこちら。
他社製品は?
イギリスの空港と言えば、UK2000のシーナリーだ。
こちらも今年、ヒースローのVer3をリリースしている。
容量や精細さは今回のAEROSOFTのものより劣るが、他社製品と比べれば、かなり良いものだ。
さらに長所もある。各空港毎にパフォーマンスに関する調整が可能なのだ。
下記はヒースローv3の画面だ。
AI機の代わりに軽めの機体を配置できたり、さまざまな調整が可能だ。
※FSXではそれでも重いが、Prepar3D v2であれば軽い。