AEROSOFT Airport Enhancement Services (AES)

概要

Microsoft社 FlightSimulator X(以下FSX)用のアドオン AEROSOFT社のAirport Enhancement Services(以下AES)について紹介する。
2017年5月時点ではPrepar3Dに対応していない。
※本記事の初版は、2013年2月17日となる。
※2017年6月14日 一部追記。

 

AESとは

AESとは、空港の環境改善ソフトウェアである。デフォルトのFSXでは各航空のグラウンドサービスが非常に寂しい状態となっている。
それを改善するのがこのソフトウェアである。ただしAESが対応している空港のみ対象だ。
日本国内の空港の対応は少ないので、自分のホーム・エアポートで使用したい人は注意が必要だ。
※AEROSOFT社のシーナリーの他に日本国内のシーナーリーにも幅広く対応している。後述のリストを参照。

大きく分けて下記のようなサービスがある。

  • ボーディングブリッジやタラップの接続・解除
  • 各種グラウンドサービス(食事・荷物・クリーニング・燃料)
  • 滑走路までの誘導、パーキング・ゲートまでの誘導をする先導車
  • プッシュバック
  • マーシャラーの表示・案内

 

参考動画

私の不慣れな操作ではあるが、参考動画について説明する。

Free Flightでコールド&ダークでスタート。自動的にボーディングが近づいてくる。
その後、各種サービスを呼び、サービス停止を指示した。

プッシュバック指示。プッシュバックは、FSXの標準のものだと物足りないし、PMDGのものだと距離の指定ができるが毎回の実施は面倒だ。

未確認ではあるが、AESでのプッシュバックは対応している空港では距離も自動的に算出しているように見える。
単純に右か左かを指示すればラインにそってプッシュしてくれ、エンジン起動指示等もしてくれる。

動画の後半では、”Follow Me”機能を利用した。これが一番便利かもしれない。
滑走路まで車が誘導してくれるのだ。到着時も同様だ。大空港では非常に助かるだろう。

操作について

キーボードは、Ctrl + Shift + Wでメニューを表示。あとはファンクションキーで実施したい内容を選択するだけである。現在可能なものしか表示されない。
注意事項としては、Active Runwayからのスタートではない時(ゲートやパーキング)は、エンジンが起動した状態でスタートすると正常にメニュー動かない場合があるようだ。

私の場合は、正常に起動したことがない。
具体的にはメニューは表示されるが、ファンクションキーが反応しないのだ。
ATCウィンドウも開いていないので、キーがかぶっていることもない。
※フォーラムで質問を投げて確認したが、次バージョンで修正するとのこと。Ver 2.27以降?

 

ライセンスについて

ライセンスは下記のようになっている。

  • ソフトウェアは完全無料
  • ライセンスは10クレジット単位。空港の大小により、1~5クレジットであったり様々。
  • 10ポイント 2000円前後(2~10空港で使用できる見込み)
  • 一部空港はスポンサー付きで無料で使用できる。
  • FSX標準のニュルンブルク空港は無料。
  • クレジット登録のないその他の空港では、デモ版で動く※5分程度のみ。

 

AESメニュー

AESの設定を行う、AESHELPは下記のようなメニューになっている。
飛行機の位置合わせ設定以外では、FSX起動時に同AESHELPが起動している必要はない。

capt_0000.jpg

AESライセンス登録

Add new Creditsを開く。AEROSOFTの購入リストに記載されるコードをテキストボックスに入力し、
「Add new~」をクリックすることで登録される。
この画面の場合、10クレジットのうち2クレジットが使われていることが分かる。

capt_0002.jpg

 

空港とクレジットのひもづけ

Activation of Airportsで設定を行うが、注意が2点ある。
・一度ひもづけたポイントはキャンセルできない。
・空港名の左側のFSX-空港名が、OFF-FSXの場合はライセンス割り当ている(グリーンで表示)場合でもAESは使用できない。
※使用したくない時はFSXの文字をクリックしてOFFにできるということだ。ON(FSX)にすることももちろん可能。

capt_0001.jpg

 

飛行機の位置合わせ

Set Aircraft Parameterで設定を行う。これは機体毎に設定を行うため、
FSXが起動し空港に飛行機が表示されている必要がある。ただし、メジャーな機体(FSX付属のものやPMDG等)は
あらかじめデフォルトのパラメータが設定されているようである。ギアの位置、各扉の位置を設定可能だ。
capt_0003.jpg
パラメータを変更すると、リアルタイムにFSX内の機体に位置が表示される。
この位置に合わせて、ボーディングブリッジやプッシュバックの車両が接続される。
capt_0004.jpg

ダウンロードと購入について

購入はタイミングや決済(PayPal、クレジット)、外貨の種類(円、ユーロ、米ドル)等で変わるので、複数あげる。
SimMarket
http://secure.simmarket.com/aerosoft-online-aes-credits.phtml

対応空港一覧
AEROSOFTはもちろんのこと、FlyTampaやオーバーランドの空港にも対応している。
※当然対応していないものもあるので要確認
http://www.aerosoft2.de/downloads/aes/aesairports.html

 

今回使用した空港について

今回は、空港設備の見た目も「雰囲気」が重要と考えて購入したAerosoft “Mega Airport Düsseldorf X”を利用した。

中規模の空港ではあるが、モノレールや鉄道等空港設備が整っており、またAESに対応している。空港の周りに大きなビルや山もなく、離着陸もしやすい。私のような初心者にはおすすめである。
20.97ユーロをPayPalで支払い¥2,737になった。

AEROSOFTによる紹介ビデオ

FSX / PREPAR3D
2 comments to “AEROSOFT Airport Enhancement Services (AES)”
  1. 突然のコメント失礼します。
    FSXを始めたばかりの真紀といいます。
    海上自衛隊のパイロットを目指している高2女子です。
    とても興味深くブログを見させて頂きとても勉強になっています。
    私も昨日、REXのパッケージ版を購入しました。まだ届いていないのですが、インストールや設定方法など教えていただけたらと思いコメントさせて頂きました。
    もしよろしければこれからよろしくお願いいたします。真紀

  2. どこぞのブログにはエアラインパイロットを目指してるって書いてあったぞ
    しかもREX云々って書いてる日付より前で購入したのはASだったよな?w
    どう考えてもオカシイだろ?wwwwwwwwwwwwwww

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