概要
今回紹介するアドオンはAEROSOFTがリリースしている「BALI X」だ。
執筆時点で、FSX SP2/Acceleration、FSX Steam版、Prepar3Dv3に対応している。
※本記事初版は2017年5月28日となる。
※2017年5月29日 夜間画像追加
バリ国際空港とは?
インドネシアのバリ島にある国際空港の通称である。
実際の名前はイ・グスティ・ングラ・ライ国際空港だ。
空港は3000mの滑走路が1本配置されている。なお、空港の場所はここだ。
日本からも観光地としてメジャーだが距離は以外と遠く、成田からは7時間以上の飛行時間が必要だ。
動画
製品のプロモーションビデオがこちら。
また筆者環境で、実際に着陸してみた動画がこちら。
全体の特徴
一言で書くと、これは「飛行中の景色に全振り」したアドオンだと言える。
全景を見てみると空港の外までビッシリとバリ島の街が続く。
一軒一軒がこのレベルで製作されている。空港から少し離れていてもだ。
しかも衛星写真と見比べると、モスクと思われるものや多くのランドマークはしっかりと再現されているのが分かる。
東側からアプローチする場合は、前述の街並みやこのような高速道路などが視界に入ってくる。
着陸時の景色は抜群だ。
空港設備に
空港内はどうかというと、最近流行りのエプロン上のオブジェクトは相当少ない。
エプロンはコンテナがいくつかある程度。今風のアドオンとしては寂しいが、全体バランスでこうしているのだろう。
空港の入口付近も車や人、カートなどは配置されていない。
いたってシンプルだ。
メインのビルディングから離れると、着陸時に目立つようなオブジェクトは配置されている。
改めて街並みの全景を紹介すると、このような景色だ。
夜景
作り込まれている街がさらに綺麗に見えるのが夜だ。
町全体の活気が伝わってくる。
空港の照明が当たったテクスチャも綺麗だ。
カスタマイズとパフォーマンス
いくつかインストール時に設定が可能だ。
今回、筆者の環境では上記のように高負荷な状態にしているが、PMDG B777をロードしているコックピットの状態で30FPS近い値をたたき出している。
この視線の先には、先ほどの市街地がある状態だ。
このアドオンの特徴は、着陸時の空港が綺麗に見え、それでいて低負荷。
これに尽きると思う。
制作者や利用者には、Flytampaのコペンハーゲンぐらい衝撃が大きいと筆者は考える。
最後に
今回紹介している「BALI X」は、南国の空港アドオンとして是非お勧めしたい一つだ。