概要
今回紹介するアドオンはJustSimがリリースしている「INNSBRUCK AIRPORT」だ。
執筆時点で、FSX、Prepar3D v2.5 v3.xに対応している。
※本記事初版は2016年11月5日となる。
※2017年6月11日 Prepar3D v4対応版へリンク変更
インスブルック空港とは?
オーストリアにある空港だ。戦後、オリンピックが2回も開催された冬のスポーツが盛んな地でもある。
何よりも山間部に空港があり、街を見下ろしながら迫る山岳地帯の間を着陸する空港として航空ファンの間でも知名度が高い。
空港には2000mの滑走路が1本配置されている。
空港の場所はこちらだ。
アドオン激戦区
多くのFSX/Prepar3Dのアドオンは、1空港1社というものが多い。
暗黙の了解とも言ってもいい。
そんな中、このインスブルック空港はJustimから2016年8月にリリースされた。
それだけではない、現在AEROSOFTとORBXもインスブルック空港を製作中なのだ。
AEROSOFTについては現行版が今も販売されているが、三つ巴の戦いに突入している。
いづれも開発中のものを見ると見た目は素晴らしく、甲乙つけがたい。
全てがリリースしきった時に評価が分かれるところだろう。
もちろん本アドオンはリリースされてから、simMarketで週刊ランキングでベスト10に入り続けるほど人気がある。
動画
オフィシャルの動画はこちらとなる。
全体の特徴
このアドオンがリリースされるまではAEROSOFTの現行版が唯一の選択肢だったが、6年の差は大きい。
本Justsim版では、地上オブジェクトから空港建物まで全般的に次元が違う作りになっている。
空港ビル側から山間部をパチリ。各納期の細かいへこみの部分もポリゴンレベルで再現されている。
空港ビルディングはこちら。
不要な建物内部は見せない作りになっている。その分、外部のオブジェクトに力を入れているようだ。
こちも視点を変えたもの。2010年頃で一般的な空港アドオンがテクスチャで終わらせていたような場所は、全て立体になっている。
タワー近辺。空港の外側もオブジェクトがにぎやかだ。
空港全体。この3年ほどのアドオンの特徴だが、刈られた空港内の草の感じが再現されている。
タキシング中は気づかないが、ランディング時の景色に大きな影響を与える。
駐車場の車両。これも最近の特徴だが、ポリゴン数と台数が多くなっている。
近隣のメジャー空港
100~150kmほどの場所にはこれまた新しめの空港アドオンが存在している。
近距離で短い時間で飛べる空港を揃えることも実際にフライトを楽しむには重要なポイントだろう。
- 空港アドオン その37 「ミュンヘン空港 TAXI2GATE版」
- 空港アドオン その36 「ザルツブルグ空港 DIGITAL DESIGN版」
最後に
さて。他社のアドオンのリリースを待つか、それまでこの「INNSBRUCK AIRPORT」で飛ぶかはあなた次第だ。
18ユーロ程度のアドオンとしては非常に買いだ。
仮にあとで他社のアドオンに乗り換えても一部の方々には問題ない価格帯であろう。