概要
今回紹介するアドオンは、Drzewiecki Designがリリースしている「BAKU X」だ。
執筆時点で、FSX、Prepar3D v1/v2/v3に対応している。
※本記事初版は2016年8月8日となる。
ヘイダル・アリエフ国際空港とは?
アゼルバイジャンの首都、バクーにある国際空港だ。
2700mと3200mの滑走路が2本備えられている。年間の旅客数は300万人ほどでカスピ海を代表する空港だ。
日本に住んでいると特異な場所にある空港ではあるが、旧ソ連を構成していた共和国の一つであり、同じく旧ソ連を構成していた国々との路線が多いのが特徴だ。
空港の場所はこちらだ。
動画
オフィシャルの動画はこちらとなる。
筆者の環境で編集時にエフェクト等かけずに録画したものがこちらだ。
全体の特徴
平坦な海岸沿いに空港があるため、遠くまで見渡せるのが特徴だ。
北から来ても南から来てもアプローチ時にはカスピ海が見える。
非常にきれいな景色で、Flytampa ドバイ国際空港の景色が好きな人にはお勧めできそうだ。
中心に配置されたターミナルから見てみよう。
一面ガラス張りとなっているのだが、単に透明なのではなく中がぎっしりと詰め込まれている。
ワルシャワ・ショパン空港でもそうだったが、Drzewiecki Designの最近のアドオンの特徴ともいえる。
こんなに詰め込んでFPSが下がったら意味が無いといわれそうだが、実はFPSへの影響が少ない。筆者の環境ではAI機も一定数出しており、PMDG B777を利用しているにも関わらずコックピット内で30FPS以上をキープしていた。
ボーディングブリッジは、最近の中では中程度のポリゴン数だ。
車や木も整然と並び、両滑走路から見える空港も抜群の見た目だ。
カーゴがあるようなエリアも手を抜かず作り込まれている。
スタティックオブジェクトとして配置される機体も細かく作られており、旧ソ連の空港の雰囲気を盛り上げてくれる。格納庫内に設置されている機体も同様だ。
アドオンの調整
Drzewiecki Design制作のアドオンの例にもれず、軽量化をするオプションがインストール時に選択可能だ。ただし、今回のアドオンは前述の通りかなり軽めの部類であるため、最大設定のままで問題ないだろう。そのため、下記のようにチェックはオフで大抵は問題ないはずだ。もしこれで重い場合は、他の大型空港は飛行に支障をきたしているはずである。
最後に
例によって、Drzewiecki Designが製作した空港アドオンは、作り込みが深く、単に離着陸をするだけでも楽しめる。
この「BAKU X」もお勧めのアドオンの一つとなる。