概要
前回に続いて、「フライトシミュレータを始めよう」シリーズ。
前回の続きともいえる内容だ。シミュレータを始める理由の一つとして多いのが映画やドラマの影響である。
今回は筆者が個人的にお勧めする映画やドラマを紹介する。レンタルなどで是非見てほしい。
航空機関連を中心にセレクトしたが、本サイトでは船のシミュレータも扱っているため海の作品も含めている。
※本記事は2016年6月26日が初版となる。
※2018年4月30日 宇宙映画を追加。
民間航空機の映画
「ハッピーフライト」。
ANAが協力して作られている映画だ。
パイロットやCA、グランドや管制官、様々な職種にスポットを当てて1つの物語を作っている。
最終的にはハッピーで終わるので、見ていて気分が良い映画だ。
軍用機(戦後現代機)の映画
「トップガン」
米海軍の空母とトップガンを舞台にした映画だ。
近年、3D音響化されたものが上映されたり、続編の噂が続いたりしている。誰もが知っている映画の一つ。
軍用機(第二次大戦)の映画
「メンフィス・ベル」。第二次世界大戦のヨーロッパを舞台にしている。
爆撃機であるB-17に乗り込む若者たちの最後のミッションのストーリー。
「加藤隼戦闘隊」。なんと戦中に作成されており、敵機として鹵獲された実機されていたりする。
敵も味方も本物という稀に見る映画だ。古い白黒映画ではあるが、意外と見やすい。
戦中にこの特撮はどうやって作ったのだろう?という爆発シーンも見もの。
https://www.youtube.com/watch?v=MS12isLjS5w
軍用機(第一次大戦)の映画
「レッドバロン」
エースパイロットとして有名な、マンフレート・フォン・リヒトホーフェンの映画。
地上の戦争と違い、空は騎士道精神が残る時代を舞台にしている。
「フライボーイズ」
複数の実在の人物などをモチーフにして作られたフィクション作品。エンターテイメント性もあり面白い。
宇宙開発(ロシア)の映画
「ガガーリン 世界を変えた108分」
人類で最初に宇宙に行ったガガーリンの映画。筆者の最もお勧め映画の一つである。
日本では珍しいロシア映画だが、CGやセットなども出来が良くまたシナリオもよくできている。
奥さんとの話や、クラスメートのように仲が良い宇宙飛行士たちのやり取り等が、全体の飛行中の中に散りばめられており見ていて飽きない。日本では2014年末に公開された比較的新しい映画だ。
※youtube等でレンタルもできる。
「スペースウォーカー」
史上初めて宇宙遊泳をしたアレクセイ・レオーノフの映画だ。作り込みが良い。
※Amazonビデオで視聴可能だ。
「サリュート7」
ロシア初の宇宙ステーション、サリュート7号のお話。ステーションが使えなくなり復旧のためのミッションがあったことは史実。この辺りはNHKのコズミックフロントNEXTでも特集されたことがある。
全体としては映画のために作られた話も多い。フライトディレクター役の役者さんはロシアの人気映画「ナイトウォッチ」の”熊”役の俳優さんだ。
※Amazonビデオで視聴可能だ。
宇宙開発(米国)の映画・テレビ
「アポロ13」
輝かしい失敗。
“A Successful Failure”と言われているアポロ13号の物語。人気の高い映画だ。
「フロム・ジ・アース/人類、月に立つ」”From the Earth to the Moon”
前述のアポロ13のトム・ハンクスが製作総指揮をしナビゲーターとしても出演。
監督のロン・ハワードが共同プロデューサーとして参加している姉妹的作品。全12話のTVドラマシリーズだ。
アメリカ人初(世界初ではない)の宇宙飛行であるアラン・シェパードによるフリーダム7から始まり、マーキュリー計画、ジェミニ計画、最後のアポロ17号までを描いた作品となる。
一話一話、雰囲気の違う内容となっている。宇宙飛行士、開発者、エンジニア、家族の物語だ。
アポロ13号の回は、地上のジャーナリストの話が中心になっている。
「ライトスタッフ」
かなりエンターテイメント寄りで、セットが実際と大きく異なるがメジャーな作品。
飛行機による音速突破から初期の宇宙開発までを描いている。
海の映画
「Uボート」
ドイツの映画だ。元々はテレビシリーズとして作成されたもので、編集された結果の映画版のほかに6話構成のテレビ版もある。音楽については日本でもよく使われるので聞いたことがるという人も多いはずだ。
※編集の違いはあるが、TVシリーズ版と映画版基本的に同じ。