概要
今回は紹介するのは、”The Apollo 11 Virtual Reality Experience”だ。
以前、Oculus Rift DK2の記事で紹介したソフトの製品版となる。
アポロ11号の打ち上げから地球への再突入までを、VRで月に行った3人の1人もしくは第3者として体感をする教育系ソフトウェアだ。
※本記事の初版は、2016年4月10日となる。
動作環境
下記の環境向けにリリースされている。
- Steam VR(HTC Vive)用
- Oculus(DK2・製品版)用
またPlayStation VR用もリリース予定とのことだ。執筆時点ではOculusのDK2のサポートしているのがありがたい。Kickstarterで投資をしていた人は希望に応じてSteam用のアクティベーションコードを発行してもらえる。
※通常はOculus Store用のようだ。
Steamのストアで買えば両方のデバイスで利用できるので、こちらが良いだろう。
動画
オフィシャル動画がこちらだ。
内容
2015年12月ごろまで複数回にわたってリリースされていた体験版と違い、内容は大幅に更新されている。
まずはメニューだ。字幕(Subtitles)が表示できるようになったので、当時の無線音声を英語字幕で見ることができる。ヒアリングが得意でない場合は、幾分か助けになるだろう。
まずは1960年代風の部屋の中でジョン・F・ケネディの演説を見る。
有名な”We choose to go to the Moon”だ。
演説が終わりオープニングで月が表示されると、サターンロケットの発射台のシーンになる。
Oculusを利用している場合、実物大のサターンVロケットが目の前に迫ってくる。
そして発射台の下に移動する。
他の2人と共にエレベータを昇る。
そして発射シーケンスだ。
実際の発射した際の無線の音声が聞こえてくる。再現度は抜群だ。
スイッチや計器も立体的に見える。
VRデバイスを装着している場合は、下を見ると自分が宇宙服を着ているのが分かる。
実際に着ているような気持になる。
発射して無重力状態になるまでが1シーンだ。ヘッドフォンで音量を大きくして体感しよう。
地球の周回軌道に入る。
周回軌道上では、司令船と月着陸船が反転しドッキングが行われる。
この画像では見えにくいが、小さいヘッドアップディスプレイで位置合わせをしているのが分かる。
実際に立体的に見える。
そして月に降りていくのだが・・・・有名なMaster Alarmのシーン。
Steam版を稼働させる方法
執筆時点では、デスクトップに作成されるアイコンから起動した場合はVRモードにならなかった。
その場合、Steamのライブラリ内”Steam VR”の下に表示されている”Apollo11 VR”を起動する。
すると、VR用デバイスの選択が表示される。
Steam VR(HTC Vive)で起動する場合は上。Oculus Rift(DK2や製品版)の場合は、下のメニューから起動する。
するとVRデバイス内で表示される。
最後に
とにかく、VRデバイスを装着していないと面白みがないかもしれないが、装着すれば再現度に興奮だ。
ぜひ体感してみてほしい。
“From The Earth To The Moon”やアポロ13が好きな人にはお勧めしたい。