空港アドオン その37 「ミュンヘン空港 TAXI2GATE版」

eddm05

概要

今回紹介するアドオンは、TAXI2GATEの「ミュンヘン空港」だ。
本アドオンは執筆時点で、FSX SP2、Prepar3D v1/v2/v3に対応版Prepar3D v4対応版は別製品となっている。
※本記事初版は2016年1月11日となる。
※2017年10月4日 Prepar3D v4対応版へのリンク追加

 

ミュンヘン空港

ドイツで2番目に大きく、ヨーロッパで7番目の大きさの空港だ。
前回のその36 「ザルツブルグ空港 DIGITAL DESIGN版」から300kmほどの場所にあり近い。
セットで飛ぶにはちょうど良い。羽田からセントレアや伊丹に行く感覚でフライトできるのだ。

場所はGoogle Mapで参照してみよう

eddm07

 

動画

公式なプロモはこちらとなる。

筆者が実際にPrepar3D v3.1で飛行した動画がこちらだ。
FTX Gloval Base + Global Vector + Open LC Europeも入っている状態だ。
※執筆時点では問題が発生するので、後述の対応を行っている。

各画面のキャプチャはデフォルト機やPMDG B777で撮られたものだが、筆者の環境では概ねFPSが30以上となっている。高めに推移する最近らしいアドオンだ。

 

アドオンの詳細

ルフトハンザの第二のハブ空港だけあって、UT2を利用すると多数の同社の機体が並ぶ。
このアドオンではコンテナや車両が多数配置されており、また地面のマーキングも綺麗だ。

eddm03

ターミナルの全体像はこんな形だ。
大きく分けて3つのターミナルが奥に向かって並んでいる。

eddm08

夜間に見た同一のターミナルがこちら。
Prepar3D v3のHDRをオンにした状態でも空港全体のテクスチャは綺麗に描画されている。

eddm09

一番奥にあるターミナルのみ、ガラスが透けており、中のインテリアが見えるようになっている。
残りの2つのターミナルと作り方や担当者が違うのかもしれない。

eddm10

バスで移動し、ランプ上に設置されたボーディングブリッジに上る珍しいシステムが本空港には複数設置されている。

2016-1-11_17-11-42-487

負荷を下げるための製作側の工夫は随所にある。例えばこちら。
細かくモデリングされたらせん階段があるように見える。

eddm14

実際はテクスチャでうまく処理し、ポリゴン数は少なく作られている。

eddm15

3つのターミナルのみならず、カーゴエリアも細かく作られている。
着陸時に見えるこのエリアは雰囲気を盛り上げてくれるし、PMDG B777Fのような輸送型でこちらに来ても良いだろう。

eddm17

 

描画の不具合が発生したら

FTXのOpen LC EuropeやVectorを導入していると、ターミナルから離れた地面が正常に描画されないことがある。そのは場合は、暫定で”EDDM-TERRAIN”(ミュンヘンの地表)をオフににすると治ることがある。

eddm04

 

最後に

本アドオンで驚くべきは、これだけ大規模で作り込まれており、Ultimate Traffic 2によるAI機も50%ほど出しているにもかかわらず、PMDGの機体でこのようなFPSが出ている事だろう。実際に飛行してみてもストレスなく着陸ができた。

アドオンの容量はテレインなども入れて450MBだ。
見た目に反して、工夫を凝らして見た目を向上させ容量を減らしているのがわかる。

TAXI2GATEの「ミュンヘン空港」は、ヨーロッパの中心に位置しており、シミュレータで飛行するハブ空港として利用するのに適しているかもしれない。

eddm16

空港アドオン