概要
今回紹介するのはプロジェクト・ツポレフのTu-154B2だ。
※本記事の初版は2015年3月23日となる。
アドオンについて
本アドオンは市販のソフトではない。
インストール時に表示されるEULA(エンドユーザーライセンス)には、「This Project is Free, But Not Freeware. 」と書かれている。
再配布には彼らの許可が必要だが、利用やダウンロードは自由だ。
そういった意味では広義の意味ではフリーソフトに近い。
関連機種を含めて、こちらからダウンロードができる。
v1.3及びアップデートファイルv1.3.1が利用可能だ。
Tu-154とは?
ソビエト時代に作られた3発のジェット機である。
日本では2000年代になっても、新潟-ウラジオストック便や関空便等で使われていた。
筆者は何回か乗ったことがあるのだが、この写真は関空で搭乗前に撮影したものだ。
Tu-154Mとなっている。
バリエーションがいくつかあり、現在でもつかわれている機体だ。
詳しくはwikipediaを参照いただきたい。
動画
MDESIGNのドモジェドボ空港(FSX/Prepar3D)で録画や画像のキャプチャをした。
後述の通り、細かく精細に作られている割にはFPSへの影響が少ない。
本空港のゲートでは、常に高いFPS値が出ているのだ。
木がAutogenで沢山表示され、REX4やftx Global Base/Vector等で負荷が上がっているにも関わらずだ。同空港の記事は別途記載しているので参照いただきたい。
ここに注目 その1
無償の機体とは思えないほど、モデリングも動作も精細作られているという言葉に尽きる。
本機はFSX用となっているが、Prepar3Dv2でも一応稼働した。
この計器盤を見てほしい。水平儀の前や計器の針が立体的に手前に配置されている。
各計器とも細かく作りこまれていることが分かるはずだ。
無償でここまで作るのか!と正直思った。
ここに注目 その2
機関士席のパネルも動く。正確にはこのパネルを利用しないとエンジンの始動はできない。
ここに注目 その3
2Dパネルも用意されている。エンジン始動・停止等の操作を除き、一通りの操作はこの画面から可能だ。
弱点
ただひとつ、この機体には弱点がある。
計器類の表記がロシア語表記なのだ。
LOMACやDCSでロシアの戦闘機に乗っている人は苦ではないかもしれないが、ロシア機になれていない人はここが課題になる。
チュートリアル
英語で説明された動画がいくつかyoutubeにあるので、検索してみると良いだろう。
ボタンの長押しが必要だったりするためビデオで覚えるのが良いだろう。
同シリーズの別機体の場合はスイッチが違ったりするので注意が必要だ。
最後に
アナログ計器とロシア機に憧れる人にはお勧めのアドオンである。しかも無料だ。
有償でもこのような機体はあまりないので、お勧めする。
ところで筆者は、ロシア語がほん少し理解できる。
簡単なご要望があれば「FSX/Prepar3Dのためのロシア語講座」の記事を書くかもしれない。