概要
今回は紹介する機体アドオンは、2014年12月にリリースされたAEROSOFT F-14 Extendedだ。
FSXとPrepar3Dに対応している。
※本記事の初版は2014年12月10日となる。
※2019年2月9日 FAQ追加
F-14とは?
30代以上の戦闘機ファンなら、一言。「映画 トップガン!」という方も多いだろう。
※下記の動画は予告編
筆者は10代の頃、サンディエゴ近郊に3週間ほど学校の集合でのホームステイ企画で行った際にトップガンの本拠地であるミラマー海軍飛行場の航空ショーに見に行くことができた。
その際に見たF-14 TOMCATは思い出深い機体でもある。
なお、現在のミラマーは海兵隊の基地になっており、トップガンは移転してしまったようだ。
飛行動画
Prepar3D v3.2で日本近海から機体と空母をロードし、離着陸をした動画がこちらだ。
エンジン推力が大きく、ぐんぐんと速度が上がっていく。
乗っていて非常に楽しい機体だ。
そしてこちらが空母からの発艦時の動画となる。
もはやトップガンの気分だ。
着艦はこちら。アングルドデッキなので船の進行方向と着陸方向が違うため、少し難しい。
ここに注目 その1
簡易マニュアルは、shift + 2キーで表示することができる。
ミサイルの装着やチェックリストもこの中から利用が可能だ。
チェックリストは実際にチェックすると、エンジン始動等を実施してくれる便利なものだ。
ここに注目 その2
FSXでの戦闘訓練と言えば、VRSのTacPackだ。
本機体は同ソフトに対応している。ネットワーク経由での空戦が可能なのだ。
なおPrepar3Dではライセンスの問題(エンターテイメント禁止)で、一般の人は事実上TacPackは現時点のEULAでは利用できない。
ここに注目 その3
細かいギミックが素晴らしい。
エアブレーキもそうだが、可動式の翼はFSX本体標準のコンコルドの頭を動かすキーに割り当てがなされており手動で動かすことも可能だ。
またキャノピーを開けると、パイロット達が酸素マスクを外したりもする。
雰囲気が抜群だ。
ここに注目 その4
コックピット内の様々なスイッチが稼働する。
またキャノピーのミラーには景色の映り込みもする。
非常に作りこみがされている。
なお、初期リリース時のインストーラは700MB弱のサイズだ。
テクスチャも細かめに作成がされている。
ここに注目5
空母に対応している! そしてTacPack(執筆時点ではPrepar3D未対応)に対応している!
空母から発艦して、TacPackを持っていれば戦闘もできてしまうのだ!
v1.2リリースと名称変更
2016年3月中旬、v1.2のリリースが行われた。
それに伴って、アドオンの名称が”F-14 X”から、”F-14 Extended”に名称変更が行われている。
非常に多くの改良がなされており、操縦感覚や機能そのもの、内部の機構も大きく変わっている。
また、Prepar3D v3.Xへの対応もなされているので、最新の環境でもインストーラを含めて問題なく動く。
最後に
戦闘機ならDCSでプレイという方も多いと思うが、本機体は戦闘以外であれば、かなり楽しめるものとなっている。
F-14 Extendedはお勧めの機体だ。
FAQ
Q: 空母が表示されない!
A: FSX AccelerationかGold(FSXとAccelerationがセットになったもの)、もしくはPrepar3Dが必要だ。
標準のFSXでは空母が無いので表示できない。
Q: それでも空母が表示されない!
A: AI機の設定で、船が100%になっている必要がある。これはFSXでもPrepar3Dでも同様だ。
Q: とにかく直ぐに発艦したい!
A: インストールすると保存フライトが用意されている。C&Dと書かれているものはコールド&ダークだが、それ以外はエンジン始動済みだ。日本に関するものもある。
タキシング後、空母から即発艦可能だ。
操作手順はインストール先の「Vol 7 – Carrier Operations」 P3あたりを見ること。
Q: 戦闘がしたい!
A: 自分のシミュレータに対応したTacPackを購入する必要がある。Prepar3Dにも対応しているが、高額であるため利用者は少ない。実質、アカデミック版を購入できる学生向けと言っても良いだろう。
Q: 着艦フックってどうやって出すの?
A: FSX/Prepar3Dのデフォルト設定ではshift + Qでフックが出る。
Q: AEROSOFT Updaterを起動すると真っ白なウインドウが表示され、一定時間経過後消えてしまいアップデートできない。
A: Updaterの配下Productsフォルダ内にある各機体の定義ファイルを開く。
下記のように<?Xml>の前にゴミデータが入ってしまうと正常に起動できない。全機体対処を行う。
すると起動できるようになる。
今回、情報は@Billさんから頂いた。
ASUpdaterのディレクトリ内のProductsディレクトリにXMLファイルがあると思うんですが、自分の場合その中の1つのファイルの先頭に文字化けが起きていたのでそれを消したらもとに戻りました。
以下SublimeTextで開いた時の画像です。赤枠部分を消したら起動するようになりました。 pic.twitter.com/5EaoemvdQ6— Bill@暁月済 (@pop3430) February 5, 2019