概要
今回は紹介する空港アドオンは、2014年5月にリリースされたMDESIGNのドモジェドヴォ国際空港だ。
ドモジェドヴォ国際空港とは?
ロシアの首都モスクワの玄関口といえばシェレメチェヴォ国際空港(UUEE)という方もいるだろう。
このドモジェドヴォ国際空港(UUDD)は、モスクワのもう一つの玄関口となる。
羽田と成田。ヒースローとガトウィックのようなイメージを持つのも良いだろう。
詳しくはwikipediaを参照いただきたい。
場所はGoogle Mapで参照してみよう。
アドオンは?
本空港アドオンはMDESIGNが初めてリリースした製品となる。
先日次の製品についてアンケートのようなものがあったが、このチームの製品なら次も欲しいと思う。
まずは筆者が実際に飛行してみた動画を見てみよう。
本動画ではftx Global Base、Vector、Open LC Europeを導入しているが、夏の描画についてはとにかく、Global Baseとこの空港と色合いの相性が良い。
本製品で大事な点。
それはFSXとPrepar3D用のみに対応している。FS2004は対応していない。
その結果というわけではないが、アドオンのインストーラは1.3GBもある。
例えば、空港そのものも綺麗で丁寧に作られているが、空港周りのホテル等もある程度離れた場所まで設置されており、離着陸時の景色は素晴らしい。テクスチャも細かめになっている。
そして大事な点。
本シーナリでは空港の周りののAutogenオブジェクト(ビル・建物・木々の自動生成)が丁寧に貼りなおされているのだ。
結果、空港の周りの木々が大変美しく配置されている。
Prepar3Dv2では、木々のAutogenはGPUを積極的に利用するようになっているので、スタティックに配置された木と違い、多くの木を表示できるののでこれはうれしい。
※空港の中の配置はAutogenか不明。
続いて、地上のオブジェクトを紹介しよう。
まず特徴的なのは、モスクワ市内から空港に乗り入れている鉄道だ。
これが稼働している。
離着陸時に走っている電車を見るのは見ていて楽しい。
そして格納庫。これらの中にはシャッターが開いており、中が見え、鉄骨部分や駐機している機体を見ること見出来る。
そして着陸時に気分を盛り上げてくれる部分となるが、「見よこの地面!」
14R/32Lの末端なのだが、刈った草の目がしっかりと描画されている。
単純なタイル状に並べた草ではなく、本当に刈ったかのように貼り付けられている。
これだけでも、見た目がだいぶ良い。
なかなか、こういった芸の細かいアドオンは少ない。
一つ前の画像を見ると分かるが、空港全体地面がこのように作られている。
筆者は地面を含めてビジュアル面でのアプローチが綺麗であるし、何より、負荷が少ない。
結果、FPSも高く、頻繁に14Rで着陸訓練を行って楽しんでいる。
※羽田の5倍は着陸していると思う。
最後に
2014年9月にモスクワのもう一方の空港としてDRZEWIECKI DESIGNのUUEE(シェレメチェヴォ)がリリースされたが、個人的な思いとビジュアル面では、今回紹介したシーナリーがお勧めだ。
もちろんUUEEもアエロフロートでヨーロッパ方面にトランジットされているような方々は、DRZEWIECKI DESIGNのUUEE(シェレメチェヴォ)の方が思い出深いというかたも多いかもしれない。
これはこれで、もちろんお勧めとなる。