概要
今回紹介するのは、iFlyがリリースしている”iFly Jets: the 737NG”だ。
※本記事初版は、2014年7月20日となる。
アドオンの内容
本アドオンは、ボーイング社のB737 NGシリーズの機体データとなる。
再現度としては、FSXのデフォルト機よりもPMDG等のシミュレータ寄りの内容となっている。
本アドオンで一番大きい特徴は、正式にPrepar3Dv2に対応している点だ。
執筆時点(2014/7/20)でPrepar3Dに大人の事情により対応できていないPMDG B737NGの代わりになる貴重なアドオンとなる。
FSX用とPrepar3Dv2用は別々にリリースされているので注意が必要だ。
それぞれが別製品扱いとなる。
動作条件にFSUIPCの利用(有償版/無償版共に)が書かれているので注意しよう。
PMDGとの比較
回転させるダイヤルのクリックの方法(+/-アイコンを見て左クリック)が異なったりと、慣れが多少は必要となる。
CDUでの操作も若干異なる。本物にどちらが違いかは不明だが、マニュアルを読まなくても試行錯誤で対応できる範囲だ。
操縦する分には軽微な違いであるため、Prepar3D v2でPMDGに乗れない方々にはお勧めができる機体だ。
またCPFLightのMCPやEFISも正常に動くし、16ユーロ程度でiFly用のFS2CrewVoice Controlも購入が可能だ。
ウェザーレーダー
Prepar3D v2.1以降、ActiveSkyNextやREXがウェザーレーダーの対応を表明しているが、iFlyの737 NGではActiveSkyNextに対応している。
利用するには、サービスパック3.2.1が必要となる。
新規に飛行する場合は、デフォルトでウェザーレーダーがオンの状態となっており、ActiveSkyNext側も特に設定は必要ない。
ただし、負荷に変わる部分があるので必要に応じてiFlyのマニュアル「Tutorial Supplement」を見て調整をするのが望ましい。
実際に利用してみた動画がこちらだ。
テスト、ウェザー、ウェザー・タービュランスに切り替え、出力調整、レーダーの上下の角度調整をしたものとなる。
そしてNDにウェザーレーダーが表示されるにはWXRモードに切り替えられている必要がある。
EFIS下段の一番左のボタンだ。
本画像は後述のダブリン-ロンドン間でキャプチャしたものとなる。
実際の飛行
Aerosoftのダブリンで離陸した動画だ。
早朝に飛行したため、機内のライト、コックピットの描画が綺麗だ。
暗い場所での描画は、PMDGよりもきれいに見える。
なおダブリンとロンドンは1時間程度の航路のため練習での飛行にお勧めだ。
本動画は、FS2Crewの動作確認を兼ねている。
最後に、ウイングクリエーションの仙台と成田で離着陸した動画がこちらだ。同社のシーナリは非常に細かいところまで作りこまれておりお勧めだ。
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