概要
rFactorPRO(Base Performance社版)がある東京バーチャルサーキットに実際に行ってきたので、報告します。
※本記事の初版は2012年5月20日となる。
場所
港区赤坂にあります。本日は溜池山王駅から行きました。「赤坂」の名前の元になった坂の近くにあります。
建物の入口に東京バーチャルサーキットと書かれています。この奥の一室に入口があります。
※他の方がシミュレーション中は、プロジェクタの関係上カーテンが閉められているので中が見えませんでした。
中
後ろからスクリーン方向への全景です。
もう少し近くから。
横から。
上から。
フロア付近から。
ステアリング表から。
本日はGP2で走行したのですが、実際に使ったのは、スピードリミッターと、ニュートラルボタンでした。
1-6のギアからバックギアにするには、一度、ニュートラルボタンを押す必要があります。
その状態で左のパドルをクリックすると、Rになりました。
裏面です。パドルシフトは、物凄く軽いけれどカチカチ感がしっかりしています。
遊びがありませんし、たわみもありません。
G27のメタル製のでさえ、たわんで感じるレベル。そんな感じの差です。
裏面その2。車体側のBPS006と書かれたシールの左右の黒いボタンは、ペダルを電動で前後に動かすボタンになっています。
足元付近。2ペダルになっています。アクセルは軽めです。G27のアクセルと変わらないかもしれません。
ただし、ブレーキは物凄く重いです。さらにストロークも短いです。ゴムの板を踏みつけている感触に似ています。
ステアリングのアームは、足元まで伸びています。
FFBと信号部分です。モーターがとにかくでかい!
モーターの仕様部分を拡大したもの。
メーカー名・型番等が確認できるので、調べました。
日本にも支社があるコルモーゲン社の製品です。
ただのモーターではなく、フィードバック情報にも対応した製品として出荷されているようです。
AKMシリーズの製品詳細はこちら。
回転数や電圧に対するトルクの図、配線図等のマニュアルまでダウンロードできます。
AKM5XGシリーズは最大5.19KWのパワーが出せるそうですが、Base Performanceのシミュレータで使われているAKM52Gでは1.99kwが定格のようです。
フリクションも無く、G25/27等のゴリゴリ感のようなものは一切ありません。
ベアリングがしっかりしているのか、大きなパワーを扱いつつも物凄くスムーズです。
※実装として、最大まで使っているとは限りません。余裕値を持って搭載されていると思います。
コンソール画面です。
ちょうど5月17日ごろにISI社のページに、エンジンの系譜がアップロードされました。
rFactorPROは、rFactorからの派生として書かれていますが、車のセットアップ画面はrFactorそのものでした。
こちらがその画面です。帰宅後気づいたのですが、この画面はプロジェクタ3台から映し出されている画面と同一のものです。良く見ると、シミュレータのボディ部分が照射前から欠けています。
※欠けていないと、白いボディに反射するから?
また、画面は1920*1200ドットあたりだと思うのですが、これが3分割されて描画されているようです。
さらに重要な点。この画面をよく見てください。
微妙に左右1/3ずつが、それぞれ湾曲しています。
曲面スクリーンに投影された際に、不自然ならないように処理されているようです。
車体後方のプロジェクタです。配置状況が興味深いです。
空中で光線がクロスします。扇状に照射するのではないのです。
たしかに、市販に近いプロジェクタで作ろうとすると、レンズ間の距離が近くできませんし、広角すぎるレンズ照射して画像が歪んてしまうよりは、これが一番頭のいいやり方だと考えます。
プロジェクタ裏面。Base Performance社からの出荷時点で着いているのか不明ですが、3台中2台に水平儀が付いています。
明るい場所で取ったのですが、車体とスクリーンの関係が分かるように光度を落としました。
トラックについて
今回は、富士スピードウェイで走りましたが、グラフィックは横の解像度が上記の通り引き延ばしなので、遠いコーナーは見難いです。
自宅で3画面でプレイされている方は、違和感を感じるかもしれません。
トラック外のポリゴンを使ったものは、そんなににぎやかではありません。
目的が違うから必要ないからだと思いますが、意外とシンプルです。
ステアリングのフースフィードバックも素晴らしいのですが、舗装の境目もしっかりとFFBを返してきます。
G27+現時点で出ているrFactor1/2のMOD程度であれば、縁石等はちゃんと返してきますが、舗装の境目まで返してくるとは思いませんでした。
走行データについて
家にUSBメモリを忘れてきてしまったため、MOTECのログを持ち帰れませんでした。
・・・・が、自分のダメさ加減が分かったので、持ち帰る必要も無かったかもしれません。
ダメダメすぎて、仕事を失敗した時ぐらいクラっときました。
元々走行そのものよりは、機械とかシミュレータの仕組みに興味がある(過去のプラグイン開発のブログ等の通り)とはいえ、走行がおろそかすぎます。
そういったものをより良く知るには、もう少し走れるようになりたいと思います。
参考リンク
東京Virtualサーキット オフィシャルサイト
http://tokyovirtualcircuit.jp/
Base Performance社 オフィシャルサイト
http://www.baseperformance.net/
まとめtyaiました【【rfactor PRO】 rFactor PRO 02 -実際に体験-】
概要 rFactorPRO(Base Performance社版)がある東京バーチャルサーキットに実際に行ってきたので、報告します。 場所 港区赤坂にあります。本日は溜池山王駅から行きました。「赤坂」の名