今回の趣旨
ペースノートを読むタイミングを計るには、車が今いる位置を正しく計測する必要がある。
そのため、rFactor2.exeから車両位置のデータ解析を行った。
今回はどちらかというと後戻りして、プラグインの解析、またはトラック解析に近いかもしれない。
MOTECの使い方を詳しくないというのもあるが、やっぱりテキストデータ。
出力も手間もかからないCSVファイルが簡単である。
ソースを一部変更
最終的に実装する機能ではないので、少変更。
コメント含めて3行をテレメトリー関数(rFactor2.exeから秒間100回呼ばれる)の中に追記した。
テレメトリー用のデータとして取得できるラップ数。車両ポジション(x, y, z)、トラック名である。
これがCSVのレコードとなる。
レッキ(Recce)
コースデータ取得のためレッキを行う。実際にこのあと出てくるグラフ用データ採取時の走行動画。
データ取得用にゆっくり走ってるとAIカーがあおってくる。
取得データ
実際に取得されたデータは簡易解析のためのコードのため、コドライバー用プラグインのデバッグ文字といっしょにでる。
これを秀丸(10年以上前にライセンスを取得したので長い付き合いだ)で正規表現を使って、
コドラプラグインのデバッグ文字列を削除。
そして、Excelに読み込む。
グラフ化
0~3周目のデータをX軸(東西)、Z軸(南北)で散布図でグラフ化してみた。モナコ市街地コースそのままである。
※ちなみに、パドックからの最初のラップは0周目となる。
次に1周目だけのデータを対象に、Z軸(標高)とサンプリング番号(連番でExcelで付与)でグラフ化してみた。
モナコ市街地コースの高さの変化がわかる。そのままである。
※本データは一定速度で走行してデータ化していないので横の長さ・縮尺は正しくない。
ペースノート作成にあたって
さて。困った。RBRのようにスタート地点からの距離データが欲しかったのだが無い。
無ければ作ればいいのであるが文字通り走行してデータを採取して、距離データファイルを作るか?
※車両のベクトルデータは位置情報と同じように採取できるので、積分で作れる。
この辺りは課題としたい。