概要
前回に続いて、「フライトシミュレータを始めよう」シリーズ。
今回は着陸です。
立川飛行場上空まで来れましたか?
ここからは、立川飛行場(立川駐屯地)~西武ドーム上空を飛んでいき、そのまま入間基地に着陸していきます。
※本記事初版は2015年12月13日となる。軽微なものについては随時改版を行っている。
飛行の保存
飛行する途中で止める場合、次回その状態からスタートすることができます。
操作は単純です。まずメニューにある”Flights”-“Save”を選択します。
視点の切り替え
前回はカメラ切り替えで”Cockpit”を利用しました。これは計器を見やすく配置したものでした。しかし景色は見にくいのです。
画面解像度が十分に高く、計器の文字が読める場合は”Virtual Cockpit”でも構いません。
この視点の場合は、3Dでカメラを動かせます。
ジョイスティックの場合は、HATスイッチと呼ばれるもので視点が変わります。
キーボードを視点を操作する場合は、デスクトップPCの場合は数字の並んだテンキーから操作できます。
2Dパネルで前が見にくいという方はいますか?
デフォルトは計器飛行に適したものとなっており、景色度外視になっています。
“Views” – “Instrument Panel” – “Main Panel” – “Landing View”にすると2Dでも前が見やすいはずです。間違えてパネル表示を消してしまった時もここからオンにしてください。
立川基地上空
前回の続きであれば、立川基地上空を飛ぼうとしているはずです。
基地に達したら、北に旋回しましょう。
立川基地上空で北に旋回すると、西武ドームが見えます。
西武ドームに向かって飛んでいき、そこから少し越えたところから入間基地のランウェイ35に進入していきます。コックピットから見るとこのようなイメージです。
では西武ドームを通過していきましょう。
西武ドーム通過
西武ドームを通過しました。あと3kmほどで入間基地の滑走路へ向けて旋回を行います。
上から確認するには、右クリックメニューから”Outside”-“Top-Down”を選択します。
“+”と”-“のキーで拡大縮小ができます。
旋回
そのまま滑走路の軸線上に合うところまで飛び続けます。
ここから後、2~3kmほどです。
軸線上に近づいてきました。旋回していきます。
ほぼ軸線に合いました。このあたりでフラップを一段(10度)下げます。
“Cockpit”視点で右下のレバーをマウスホイールで動かします。
正面を捉えたら、高度も落としていきます。
さてどこまで高度を落とすのでしょうか?
滑走路の左側を見てください。PAPIと呼ばれる4つのライトが1組で見えます。
簡単に説明するならば、概ね「○○●●」のように2つずつ白と赤のライトが見えれば、適切な角度でタッチダウンするポイントへ降下できています。
「○○○○」高すぎる、「○○○●」僅かに高いといった風に判断します。
全て赤の場合は高度が低すぎます。滑走路の手前に降りてしまう可能性が高く危険です。
降下の仕方
それでは、降下そのものはどうやるのでしょうか?
降下はスロットル出力を下げて高度が落としていきます。スティックは調整です。
スティックだけで降下した場合は、エンジン出力に重力加速度が加わって速度が上がってしまうので注意しましょう。
失速しないように80ノット以上の速度になるようにスロットル操作をし、PAPIと速度を見ながらこのまま降下していきます。
ラダーは?
基本的には、左右と上下の調整はスティックとエンジン出力のみでしてください。
ラダーは今回は意識しなくて構いません。
着陸
さて着陸です。目標はPAPIの少し先にある四角い大きな箱2つです。
前後も小さい四角がありますが、この間に降りられるようになりましょう。
滑走路の端を超えたら、スロットルをゼロにし機首上げをしてください。
このように地平線(水色と茶色)の下に頭が向かっていると激突するので注意しましょう。
少しだけ上を向いたまま、着地します。
着陸後
ゆっくりと頭を下げて、前にあるランディングギアも設置させましょう。
設置したら、しばらくは浮き上がらないようにスティックを前に倒しましょう。
後は真っすぐ滑走路で止まるまで進んでください。今回はブレーキを設定していないですが、滑走路が十分な長さを持っているので問題ないはずです。
動画
立川飛行場を通過し西武ドームのフライパス着陸までの動画です。
※最後にセンターからずれてしまってますね。皆さんの方が上手かもしれません。
リプレイ
どんな姿勢で着陸したか見てみたくはないですか?
巻き戻して再生することができます。”Options” – “Instant Reply”をクリックします。
“Replay Length”に戻りたい秒数を指定して、”OK”をクリックするだけです。
視点を近くのタワーにすると、確認しやすいでしょう。この視点も”+”と”-“のキーで拡大縮小ができます。
最後に
着陸はできましたか?
次回はILS 自動着陸編です。