概要
今回は暫定ながらPrepar3Dにも対応したMajestic Software Dash 8 Q400 PILOT EDITIONについて記載。
PRO EDITIONについては別記事に記載する。
なお日本語のチュートリアルについてこちらを参照する事。本記事は主にPrepar3D v2の頃の内容となる。
※本記事の初版は2014年4月5日となる。
※2017年10月25日にPrepar3Dv4対応等について一部改版を行った。
MajesticSoftware MJC8 Q400
通称、「MJC8Q400」と呼ばれているアドオンだ。デ・ハビランド・カナダ DHC-8である。
開発チームの名前を見ると、東欧系の名前の方が開発されているのが分かる。
IL-2しかり、Rise Of Flight、DCSしかり・・・この10年のフライトシミュレータエンジン、アドオンは
ロシアや旧ソビエト圏を中心とした開発チームが多い。
クレジットを見るとDHC-8 Q400の実際のパイロットやインストラクター、技術者の名前が
記載されている。後述の目的もあってのことだと考えられる。
3つのエディションが予定されているが、現在はPILOTのみ購入可能だ。
比較表はこちらだが概要を記載する。
購入先のポリシー次第だが、SimMarketでは差額で上位エディションに移行できるようだ。
- PILOT
バーチャル・コックピットのみ。2Dパネルが無い標準的な機体だ。
オーバーヘッドパネル等をクリックして、エンジン始動等もできるし、CDUも利用できる。 - PRO
HUD(HGS)も装備され、サーキットブレーカーもシミュレーションされる。
そして筆者が考える重要な機能は「4x SMOOTHER CONTROLS」と「SHARED COCKPIT FEATURE 」だ。
FSX(おそらくP3Dv2も)では30FPSでジョイスティックの入力を検知しているが、前者の機能は、
バイパスし、独自に120Hzで処理を行い機体を制御する。
そして後者が今回、購入した理由の一つである。
ネットワーク越しにキャプテンとコパイロットの役割を分けて飛行ができようになる。
※もちろんフライトは一人で、もう一人は遠隔地でオブザーバとなることもできる。
アナログ軸同時入力を同対処するのか興味深い。既にβテストは開始されているようである。 - TRAINING
プロ用のシミュレータを開発しているAtlantic Simulatorsという組織がある。
Majestic Softwareに従属している組織とのことだが、機能一覧を見ると、これを目的としているように見える。
パネルをネットワーク越しに分散して表示する機能もあるようなので、
コックピットビルドレベルまで作成する場合は、良いかもしれない。
購入とインストール
simMarketで今回は購入した。注意点は一つ。Majestic Softwareの購入リンクからたどり着くのは、
「ユーロ版」のためカートに入れても購入できない。
会社名からInternational版をたどってカートに入れる必要がある。実際は税金の決済の違いのようだ。
インストールだが、現在の32bit版の最新版ではPrepar3Dv2やv3にも対応している。
アップデートしていない場合は下記のようにFSXのフォルダしか検知されないので注意が必要だ。
また64bit版はPrepar3Dv4に対応している。
現状、v1.010以下ではミップマップ表示のオフにしないと、パネルがコールド&ダークのように真っ黒になる。
サポートからv1.010以降にしよう。
飛行
日本のフライトシミュレータを使っている人たちにはうれしいお知らせ。
ANAのペイントが標準で用意されている。
テクノブレインの羽田空港、34Lから始めた状態がこちらだ。
25FPS前後であった。
Prepar3D v2.2に”Orbx – FTX: Global BASE”と本機を導入して適当に着陸をした動画がこちらだ。
P3Dv2.2の機内での影がしっかりとでているのが分かる。また、雷等のフラッシュの効果も機内に範囲されている。
※スロットルがノイジーなため、ブルブル上下には震えており最大値以外のパワーが安定しないが調整予定。
FS2crew
以前、PMDG B737NGX用を紹介したが本機体用のものMAJESTIC DASH 8 Q400 VOICE CONTROL EDITIONもリリースされたので購入をした。32bit版と64bit版では対応が別製品となるので注意しよう。
機体側も最新にしておこう。詳細はこちら。
設定はパネルの設定を行うだけだ。
パネルファイルの場所は「Prepar3D v2\SimObjects\Airplanes\mjc8q400\panel」となる。
※音声認識エンジンの設定は、B737NGX用の記事を参照していただきたい。
そしてFS2CrewをDash-8から起動するには、AutoFeatherの起動にキーを割り当てる必要がある。
実際に使ってみたのがこちら。エンジン始動まで適当にテストしてみた。”…please?”等、
自信なさげなのは笑っていただきたい。
途中、チェックリストで「マジっすか?」と聞き返されるが、おそらくチェック項目が実際は設定されていないためだ。
※同機体の仕組みを執筆当時に全く理解していない
PMDG対応版で返答に困った時は”checked”もしくは”Next”で難を逃れることができたが、
同機体用では”Skip”だ。また同機体の将来のシェアードコックピット機能に合わせてか、
“you have control”や、機長とコパイロットの立場が逆と思われるパターンも収録されているように見えた。
※マニュアルをざっと見ただけなので詳細は未確認。
オフィシャルフォーラムのアカウント
Majestic Software社のオフィシャルフォーラムで投稿等をするには、アカウントが必要となる。
また最新の情報やリペイント、パッチの入手に影響がある場合もある。
ぜひ作っておこう。
しかしアカウント作成画面ではInvitation Codeが必要となってしまう。
まずは、サポートページのメールアドレスに下記の内容を送ろう。
そうするとフォーラムの招待コードが送られてくる。
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タイトル: “I want a Invitation code for Official Forum”
内容:
ORDER Number: オーダー番号(simMarket等購入元を書く)
Name: あなたのローマ字名
dear Majestic Software support
I want a Invitation code for Official Forum.
have a nice day.
あなたのローマ字名
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ピンバック: FSX/P3D環境のチューニング その2 | Simulator Laboratory "SEALS"
こんにちは、初めてコメントします。私はP3DでのボンQのドアの開け方はどうしたらよいでしょうか?shift+eでは一つのドアしか開きません、またshift+e
+1や2を押しても全然ダメです。改善策を教えてていただけると幸いです。
この辺とかですかね?
http://majesticsoftware.com/forums/discussion/698/doors-solved/p1