概要
今回紹介するアドオンはDRZEWIECKI DESIGNがリリースしている「WASHINGTON X」だ。
執筆時点で、FSX、FSX Steam版、Prepar3D v1/v2/v3に対応している。
※本記事初版は2017年3月14日となる。
ワシントンDCとは?
アメリカ合衆国の首都である・・・とわざわざ説明はいらないと思うが、どの州にも属さない。法律上はコロンビア特別区と呼ぶ。
中心地に位置するホワイトハウスは、この場所になる。
全体の特徴
実際に筆者が飛行してみた際の動画がこちらだ。
GPUは新しいものの、CPUはintel 3770kで3年以上前のCPUだが比較的スムーズである。動作が軽めの機体であれば問題ない。
全体の特徴
こういった大規模な街を再現した製品は、メモリを多く使用してしまったり、FPSが下がりすぎてしまうことがあるが、時折、カクンと下がることはあるが飛行自体は問題なくできるレベルである。
DRZEWIECKI DESIGNは、海外のアドオンでは定番中の定番であるので、何度か街全体を再現したアドオンについて紹介しているが、これらの3つよりも軽い印象を受けた。
※ニューヨークは例外的に重すぎるが。
- 空港アドオン その24 「ワルシャワ市街地 Drzewiecki Design版」
- 空港アドオン その50 「モスクワ・シティX Drzewiecki Design版」
- 空港アドオン その26 「ニューヨークシティX Drzewiecki Design版」
なお今回の記事では、Autogenは木もビルも最大にして画面をキャプチャしている。
このアドオンは1500個のカスタムメイドのビルオブジェクトが含まれている。
そのため、形もリアルであるし、どれも実際のワシントンDCと同じように並んでいる。
VFRで遊覧飛行する分にも十分に楽しめる。
それでは細部を見てみよう。
まずはホワイトハウスだ。
ウエストウイングには、もちろん大統領がいる。リリース時期に合わせて、現職の大統領を模したキャラクターが配置されている。
※フライトに必要かは別問題。
ホワイトハウスから川を渡ればすぐにペンタゴンだ。
この場所は、ワシントンDCではなくバージニア州アーリントン郡となっている。
公園や道の配置、木々の生え方にも注目していただきたい。
本アドオンでは、ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港が含まれている。
Drzewiecki Designがリリースしている各単品の空港よりは見劣りするが、上空から見る限りは比較的良い出来だ。
5年ほど前の空港アドオンの平均レベルに近いといっても良いかもしれない。
ボーディングブリッヂはSODEに対応しているので、機能は今風だ。
ランウェイから見る限りは、かなりそれっぽく見えるので、これで十分だろう。
その他、ヘリパッドなどが複数収録されている。代表的なものはホワイトハウスやペンタゴンにあるものだ。
製品販売先の説明にも書かれているが、このアドオンに含まれている空港と同一の空港を導入する場合は、Not Compatible。対応していないとのことだ。
設定
本アドオンはインストール時にシーナリーの軽減化などが可能だ。
特にLite Texture Packは、メモリがいっぱいになるような組み合わせで飛行することが多い場合は必須と言っても良いだろう。
なお、今回この記事はこの画面のまま飛行を行っている。
最後に
この「WASHINGTON X」は、2月の発売以来、アメリカ国内を飛行するフライトシマーにはお勧めのアドオンと言っていいだろう。
アメリカ国内だからというわけではないが、空港アドオン その27 「US Cities X ボストン AEROSOFT版」も以前紹介しているので参考にしていただきたい。
本アドオンのワシントンDC、ニューヨーク、ボストンはそれぞれ距離が近いので、リアルな街並みで離着陸を運航ができる。