概要
今回紹介するアドオンはUK2000 SCENERYがリリースしている「MANCHESTER EXTREME V2」だ。
執筆時点で、FS2004、FSX、Prepar3Dに対応している。
※本記事初版は2017年4月16日となる。
マンチェスター空港とは?
イギリスで3番目に大きい空港である。イングランドに位置するが、ヒースロー・ガトウィック・マンチェスターのいずれもイングランド内にあり、グレードブリテン島のど真ん中に近い。
筆者のように、ORBXのFTX EU Englandを持っている場合は、より詳細な地形の中でこれら3つの空港を組み合わせて飛行が可能だ。そこがポイントで本アドオンを選択をする理由となった。
空港には3000mの滑走路が2本配置されている。
空港の場所はこちらだ。
今回、一番ポイントとなるのがこの画像だ。
拡大をしてよく見てほしい。もちろんFTX EU Englandが適用済みだ。
動画
筆者が実際に飛んでみた動画がこちらだ。
ORBX FTX EU Englandが適用されている状態となる。
ライバル
2017年1月、大きな話題となったのは僅か数日の差で、AEROSOFTとUK2000 SCENERYが本空港アドオンをリリースした事だ。
イギリスと言えばUK2000 SCENERY。空港アドオン全体のパブリッシャーと言えばAEROSOFTというフライトシミュレータ界の中で、ガチンコ勝負が発生したという事になる。
数日差なので、意図してぶつけたのだろうと推測してしまう。
リリース当初、simMarketのイギリス空港週間ランキングで互角だったが、現在(2017年4月16日)ではUK2000に軍配があがり、AEROSOFT版はランク外となってしまった。
前のガチンコ勝負であるヒースロー空港は、執筆時点でAEROSOFTが勝者となっている。
全体の特徴
UK2000 SCENERYの特徴だが、とにかく軽い。軽さを最重要視しているように毎回思える。
今回も機外視点の場合、PMDG B777がロードされていてもFPSは25~30FPSを推移している。
また近隣のマンチェスターの街並みも相当建物が配置された状態だ。
これは前述の画像を見ていただくと、より高い高度から撮影しているので分かりやすいだろう。
滑走路や誘導路は、綺麗に場所ごとにテクスチャが割り当てられている。
舗装の修正箇所も表現が良い。
エプロン全体も雰囲気重視となっており、にぎやかだ。
タキシングをしていても見栄えが良い。
一方、建物に近づくとにかくシンプルだ。
多くがテクスチャで再現されている。細かいオブジェクトをなるべく配置しないようにしている。
こちらの建物も離れた場所から見ると細かく見えるのだが、実際は平面が多用されている。
結果、近くで見ることがない場所は割り切ってこのように作り、離着陸時の景色が映えるように作られて言っても良いだろう。
大空港アドオンならではの対策だ。
立体駐車場なども、ここ3年の流行に反し、屋上以外はただのボックスになっている。
車も黒いテクスチャに突っ込んでいく。空からは黒いテクスチャに突っ込んでも暗闇でも同じようにしか見えない。
結果、パフォーマンスを上げるためのうまい作り方だ。
エプロンに配置されたオブジェクトは、他社の平均レベルと同様なっている。
最後に
今回紹介した「MANCHESTER XTREME V2」はイギリスの空港を既に持っている人には是非お勧めしたいアドオンの一つだ。