機体アドオン その3 「MILVIZ – MD530F」

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概要

今回は紹介する機体アドオンは、MILVIZ – MD530Fだ。
FSXとPrepar3Dv2に対応している。
※本記事の初版は、2015年3月1日となる。
※2017年2月5日 製品のリンク先が変わったため変更を行った。併せて改版を行っている。

 

MD530Fとは?

ヒューズ500 OH-6Aの民間向けモデルとして始まったシリーズの上位モデルとなる。
現在でも軍用モデルであったり、民間モデルの500/530シリーズは、各国の軍隊や法執行機関で使われているモデルだ。

 

アドオンについて

リリース当初は、FSX用とPrepar3D用が分かれていたが、現在は一本化され、MILVIZ – MD530Fとして販売されている。

 

動画

WCIの成田空港で飛行した動画がこちらだ。
本物のヘリコプターは操縦したことないが、このアドオンは「おっ。いいじゃん」と思える動きをした。
※FSXに標準付属するヘリコプターは操縦したことがあるのだが、正直「こんなもんなの?」と思っていた。

 

ここに注目 その1

FSX/Prepar3Dのセットで購入している場合は、両方のインストーラが付属している。

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Prepar3Dで動かした場合を見てみよう。
Prepar3Dv2に最適化された影の投影やパネルの描画になっている。

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HDR描画をオンにしている場合も問題なく表示できる。このあたりはFSXで利用した場合と大きな違いとなるだろう。

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ヘッドセットの細かいパーツまで影が投影されているのを見るだけで、MD530F + Prepar3Dv2で利用してみたくなるのではないだろうか?
ある意味、Prepar3Dv2のキラーコンテンツと言えるかもしれない。
「とりあえず動きます」という意味のPrepar3Dv2対応アドオンと比べると一線を画すだろう。

この美しさを見たらFSXから移行したいという人も増えるかもしれない。

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ここに注目 その2

デフォルトで本物のレジ番単位等で機体が用意されているが、多くのオプションを装備設定可能だ。

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オプションはスイッチをオンにしていくだけだ。
もちろんFULLセットで購入していない場合は、選択できない。

下記のように法執行機関向けの装備も装着可能だ。

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ここに注目 その3

Milvizのアドオンだけあって、比較的硬派だ。
実機と同じ手順でCold and Darkからエンジンの始動ができる。
本製品のマニュアルは製品サイトから誰でもダウンロード(製品に付属しない)できるが、なんと下記の内容しか操作方法が書かれていない。
画像もない1ページ弱でエンジンのかけ方が書かれているだけなのだ。

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そんなことで機体を操れるのか?

実はこのページの後に本物のMD530Fのマニュアルが220ページほど続くことになる。
内容はFAA(アメリカ連邦航空局)の承認を得たものだ。

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とはいっても難しいので、公式チュートリアル動画を参照するのがいいだろう。離陸さえしてしまえば、オプションのパネルを利用しない限りは両手両足の操作だけだ。

 

 

最後に

「ヘリコプターなんて必要ない」とFSXを利用していた時から思っていたのだが、このアドオンで考えが大きく変わった。
コールド&ダーク等の手順も機体のスイッチが少ないので、時間がかからず覚えられるし操作をしている感じがしっかりと伝わってくる。

お勧めのアドオンだ。

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