概要
前回に続いて、「フライトシミュレータを始めよう」シリーズ。
今回はフライトシミュレータをプレイする方々には当たり前のことですが、入門者の方は読んでください。
これから先、快適にフライトシミュレータをできるようにしましょう。
※本記事は2016年1月6日が初版となる。
※2017年1月9日 日本語での質問したい場合などを追加・改版。
個人に質問をする前に
安易に個人ブログやサイト、Twitter等のダイレクトメール(DM)で質問をするのは止めましょう。(後述)
貴方が質問して時間を節約することで、相手は時間を消費することを意識してください。
相手はこう思うのではないでしょうか?
- 「私は店員でもないしサポートセンターでもない」
- 「自分で調べてみた? 結果を探してくれる検索サイト替わりにしてない?」
- 「持ってるなら自分で試した? 人に試させる前に自分で試してから聞けない?」
- 「正常に動いているのに同じエラーに出会って解決策まで知ってると思う? 」
その結果、「めんどくさい人だ。答えるわけないじゃん。」となります。
よくあることですが
「動かないんです!」と質問する人がいます。
筆者もよく質問されますが、正常に動いている環境しか持ってないのに分かるわけはありません。
同じ車を所有者している人に、「うちの車が動かないんです!」と言って相手は原因が分かりますか?
普通はディーラーに聞くはずです。
では公式フォーラムやサポート窓口に聞きましょう。
回答を得られたら
誰かに質問をして回答を貰ったら、必ず結果を報告するようにしましょう。
「回答得られて動くようになったから、報告は別にいいや」という人は、次は答えを得られないかもしれません。相手に無償の奉仕、ボランティアをさせたという意識はありますか?
どうしても日本語で聞きたい場合
まずはYahoo知恵袋などを使いましょう。多くの人に見てもらえる努力をしましょう。
個人に聞くのは時間の無駄です。
実際に検索してみると、こんな感じです。多くの質問と回答がでてきます。
複数の人に見てもらえるのも大事な点でしょう。
ただし、質問の仕方についてはよく考えましょう。
エラーや現象を明確に伝えられるようにする。
少しフライトシミュレータのことは忘れましょう。
Bさん「大変だ! 大変だ! 大変だ! 」
あなたはどう答えますか?
たぶん「何が?」と聞くと思います。
フライトシミュレータだったら?
ではフライトシミュレータに置き換えてみましょう。
Bさん「エラーがでるんです!」
あなた「どんなエラー?」
Bさん「だからエラーで動かないんだ!」
あなた「?」
5W1Hとは言いませんが、手短でももう少し相手に伝わるように言いましょう。画像さえ付けられない人に、詳細を聞いてくれる人は少ないと考えてください。あなたは「相手をするのがめんどくさい人」と思われるだけです。例えば「エラーが表示される」ではなく
- 「フライトシミュレータの起動時に○○と表示されるんだ。こんな画像みたいに!」
- 「機体と空港選んでロードする時に!」「飛んでいると不定期にこのメッセージが表示されるんだ!」
- 「FSXを起動するとエラーも表示されずに、最初の画面さえ見れずに落ちるんだ!」
エラーさえ表示されないというのも大事な情報です。
ただし、どの時点でダウンしているというWhenの情報が重要なのです。
聞く前に調べた?
Bさん 「○○は△△ですか?」
あなた「googleで調べた?」
よくある話ですね?
これも実世界からフライトシミュレータになったら、できなくなる人が大勢います。
Bさん 「FSXはWindows10で動きますか?」
今の検索エンジンは頭が良いです。
口語体ではなく関連する単語を2~3つほど入れれば、閲覧頻度の高い関連ページへ誘導してくれます。
この場合、「FSX Windows10 動作」としただけです。「FSX Windows10」だけでも良いでしょう。
メーカーのサポートされていてもいなくても、実績があるかどうかわかる場合が多いです。
「ソフト名」+「エラーメッセージ」それだけでいいので検索して調べてみてください。
自分しか経験していないエラーなんて世界を探してもわずかです。大抵はあります。
○○で動きますか?
お店で別のお客さんに聞くことはないですよね? そう考えると分かりやすいと思います。
ネットも同様です。まずは、公式情報を調べましょう。
アドオンであればsimMarket等の製品説明にも書かれています。
「REQUIREMENTS」すなわち、必要なもの、要求されるものです。
この場合は「FSXとPrepa3D v1/v2/v3で動きます」という意味ですね。
英語だから分からない(重要)
Bさん「検索した結果が英語だから、分からない!」
この考え方は改めましょう。
Google翻訳だってありますし、動画や絵で説明しているサイトも多数あります。
説明が英語でもその画面の絵はあなたの環境と同じです。
多くのエラーは中学の英語で十分です。高校の知識も必要ありません。
せめて中学で習った英語ぐらいは思い出して使いましょう。
ググレカス
一般的には英語の単語一つgoogleで検索したらでてくるようなものに答えてくれる便利屋さんはいません。
自分の時間を1時間ぐらいは使う努力をしましょう。手を抜く他人に時間をかけて助けてくれるお人好しはいません。
オフィシャル・フォーラムを見てみる。
各アドオンソフトのメーカーは、ソフト単位でフォーラムのスレッドを持っていることが多いです。
有効活用しましょう。
例えばsimMarketの場合は、製品紹介ページにフォーラムのアドレスがあります。
同様の現象が無いかそこで確認をしましょう。
ここで大事な特徴を。
- よくある事象はフォーラムやスレッドのトップに複数ピン止めされて目立つように置かれている。
- 製品を買ってダウンロードしただけではダメで、フォーラムからパッチをダウンロードしないと正常に動作しないこともある。
オフィシャル・フォーラムで質問してみる。
「英語で質問する自信がない。」
“I got the error. can i fix this?”のような定型分と画像を書き込むだけでも十分です。
でも、投稿する前にフォーラムで前述のように確認するのと回答を読む努力はをしましょう。
バグや不満があれば開発元に直接伝える。
ロシア語のサイトや英語のサイトであなたに対する不満を誰かが言っていたしましょう。気づきますか?
同じように日本語で「このソフトはバグで動かなくてダメだ」「日本語語OSで動かない」と言ったところで、単なるあなたのつぶやきです。
バグやうまく動かない事象を発見した時は、積極的に自分からオフィシャルに報告・質問しましょう。
情報発信をしよう
Twitterやブログで課題を解決したら記録を残しておきましょう。
同じような事象にあった人が検索でたどり着いて、参考にすることがあります。
また、情報発信する人には、多くの人が逆に教えてくれるものです。
「他人のために何かするなんて、アホじゃん」
という考え方もありますが、あなたが教えてもらえないのはそれが理由かもしれません。
※私が助けてもらうことが多いのは、その成果だと思ってます。
環境は?
メーカーサポートが切れているOSは論外ですが、「Windows7なんです。」
と言った環境の説明は、全く役に立ちません。
- ハードウェアのスペックは?
- ドライバは最新版にしてる?
- OSのパッチ適用(マイクロソフトアップデート)は最新状態?
- 他のソフトでは問題ないの?
- どんなアドオンを入れてるの?
- etc
結論から言うと、そんなスペックを追加で書いて個人に質問しても大抵は無駄です。
個人のWebページで聞いても、1つの環境しか持っておらず、正常に動いているのであれば、動かない理由なんて調べてはくれませんし、分かるわけはありません。
見ている人が多い公式フォーラムで聞くべきです。
「わらをも掴む」状況ならわかりますが、個人のWebページやTwitterが最後のわらのはずはありません。
質問攻めにしない。
「初心者です。〇〇について教えてください。」
~答える~
「では△△はどうですか? わかりません。」
~答える~
「でも、××が分からなくて」
・・・相手はこう思うでしょう。
「シミュレータ初心者ではなく、人ととして初心者なんじゃない? 少しは調べてから聞け。」
緊急なんです
質問に「緊急」や「至急」などと付ける人がいます。そういった質問ほど回答を得られません。
「家で遊ぶシミュレータごとき」が動かない程度で、緊急や至急などと言ってしまう人は「面倒くさい人」とみられてしまうからです。
至急どころか、優先度は一番低くされてしまいます。
お金を貰って請け負っている仕事なら話は別ですが、自分の都合で一方的に緊急とは何様?となります。
「DMを送って質問するのは失礼である」
個人フォローして、ダイレクトメッセージ(DM)で突然質問をする人がいます。
あなたならどう思いますか?
「いきなり質問してくるか普通? お前の便利屋じゃねーんだぞ。」
ネットでも同様です。
自分で解決できるように一度は努力をしてみましょう。
最後に
質問をする時は、「多くの人に見てもらえる場所に」「答える側の立場や気持ちを尊重し」「相手が現象を理解しやすいように」しましょう。
今回の記事は一部、フリーの画像素材を利用しています。
今年もよろしくお願い致します。
flyer管理人のJUNです。
私もブログを通じて毎日の様に質問などのメールが来ます。
質問して下さるのは良いのですが、こちらが応えても結果の返信無く解決したのか、していないのかという方がよく、おられます。そして、また同じ方が次の質問という事も良くあります。
これだけの情報社会ですから調べれば答えはある訳で、また調べる事で知識も得られるのですが…
せめて、結果は答える身としては教えてもらいたいものです。
ネット社会というのは、そういった
JUNさん 今年もよろしくお願いします!
私のところだと質問は週一ぐらいですね。
日記形式でないので堅苦しく見えてしまうからかもしれません。
なるべく回答の再発明的はしたくないですねorz
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