概要
CPFlightのB737NGX用の廉価版MCPが、Amazon.co.jpで大幅に値引きされていたため購入した。
今回は開封の儀とCPFlightMCPについて説明を行う。
執筆時点のAmazon.co.jp商品サイト
※本記事の初版は、2013年9月1日となる。
CPFlightのMCPについて
B737用のMCPは各社からリリースされているが、多くのソフトウェアで対応していることから、イタリアのCPFlightの製品を選択した。
その中でPRO(上位)番とEL(廉価版)の2製品があるが、筆者が購入したのは「MCP737EL」の方だ。
知られている違いは下記の通りとなる。
なお比較については国内のホームコックピットで有名な下記のアドレスを一部参照させいただいた。
※オートパイロットのビデオ等でも勉強させていただきました。MCP購入意欲がわいたサイトの一つです。
http://www21.atwiki.jp/keisim/m/pages/19.html
- 筺体デザイン
PRO: コリンズ社のもの
EL: ハネウェル社のもの
※PMDG B737でもデザイン設定できるように、実機でもこの2社のものが採用されている。 - ボタンデザイン
PRO: ダイアルのつまみの形が本物に近い
EL: 本物に近くないらしい。
もしかすると実機のハネウェル社のMCPデザインもそうかもしれないので不明。 - ボタン材質
PRO: 硬質な樹脂製(らしい)
EL: 電卓のゴムボタンのようなもの
※実機の違いも同じかもしれないため、高級と廉価の違いかどうかは不明。 - A/Tの電磁解除
PRO: 対応。
EL: 非対応だがMCP上のDISENGAGEスイッチは使用可能。 - バンクアングル設定スイッチ無し
PRO: あり。ヘディングと2段重ね。
EL: なし。ただし印刷はある。使わないことが多いので1週間以上気付かなかった。もしくは筆者が鈍感。
開封の儀
まずは箱からだ。Amazon.co.jpのサイトでは分からなかった(販売も発送もAmazon)が、外国の製品の在庫をAmazon.co.jpで持っている理由が分かった。
国内の販売店のもの、もしくはそこから入荷したものだからだ。
箱を開けると発砲スチルールの緩衝材がたくさん入っているので、それを取りだす。
同梱品は、下記の通り。
MCP本体の含むを開封したもの。ファームウェアアップデート用のピンも同梱されている。
MCPの表面の文字は印刷や貼り付けではなく表面彫りこまれた上に色が塗られている。スイッチの文字(SEL)等は単に印刷/貼り付けになっている。
※裏表共に4000ドット越えの高解像度写真です。細部が見れるようにしました。
接続と加工
接続はUSBを1本接続するだけとなる。そのままでも一応立てることも可能だが、
スイッチを押すと倒れてしまう。本来は固定するものだから当然だ。
今回は、ホームセンターで購入した木板を8cm×8cmで2枚加工(板400円+手数料150円ぐらい)してもらい、
3.5×16mmの木ネジで固定を行った。
ちなみにこのように指で携帯のタブレットのように押さえながらなら、出荷状態のバランスでもボタンは押せる。
本来は、この追加した板の下に3Mの強めの両面テープを張って机に固定するはずだったが、
たまたまだがディスプレイのフレームの高さと1mm違いぐらいだったため、
うまいこと固定されてしまった。不幸中の幸いである。
次回
次回はドライバの導入の説明となる。
参考ページ
CPFlight ダウンロードページ
マニュアル・ファームウェア・ドライバ等がダウンロード可能。
http://www.cpflight.com/sito/downloads/downloads.asp
CPFlight MCP連載一覧
・【フライトシミュレータ】 CPFlight MCP737EL その1 「開封の儀」と設置
・【フライトシミュレータ】 CPFlight MCP737EL その2 ドライバ導入
・【フライトシミュレータ】 CPFlight MCP737EL その3 ソフトウェア導入と動作確認