PMDG B737 NGX その2 Prepar3D版

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概要

本記事ではPMDG 737NGX for Prepar3Dについて紹介する。
記載されていない日本語チュートリアルや共通事項については、FSX版の記事を参照いただきたい。
※本記事の初版は2015年3月7日となる。
※2019年1月25日 FAQ追加

2015年4月6日までは通常89.99USDが、69.99USDなので2000円近く安いようだ。
777と同様に今後は値段が高くなる見込みだ。

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PMDG 737NGX for FSXを利用していたが

2014年3月以前から付き合いのある方はご存知かもしれないが、筆者は元々はPMDG B737NGX+FSXをメインの環境として利用していた。

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そもそも

P3Dに移行した理由は一つ。
PMDG 737+FSX+UTX+GEX+UK2000のヒースロー空港で5~8FPSという操縦がとてもできない状態となったからだ。
「2万円以上追加したアドオンの設定を大幅に落として利用なんて信じられない。それなら2万円追加投資した方がマシ」となったのだ。

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当時はライセンスの問題でPrepar3DでPMDGの機体が利用できなかったが、2014年2QにはPMDG B737 for Prepar3D版がリリースされると告知されていたのも移行した理由のひとつだった。しかしリリースされなかった。
代わりにiFly 737NGがPrepar3Dv2用に利用することとした。

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そしてリリース

約1年経過しやっとリリースされたのがこのPrepar3D版だ。

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管理画面

777と同一のOperation Centerが用意されている。
FSXで777及び737を利用していた場合は製品名が異なるだけで同じだ。
設定内容は以前のものと変わらない。Liveryの設定も可能だ。

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何が違うのか?

FSX版と何が違うのか?
答えは簡単。Prepar3Dで動くこと以外はほぼ同じである。
Prepar3D用の初版はSP1d相当でリリースされている。
FSXで満足していれば移行する必要はない。

違うのはPrepar3Dの描画に対応していることだろう。
大きな点はHDR対応の描画と影の描写だ。
影は操縦桿等の大きなものに限らずMCP等のボタンやスイッチも影を投影するので、大きな見た目の違いとなる。

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気になるFPSは?

どれほどFPSがでるのだろうか?
記事のここまでで使用した画像は、Prepar3D + ftx Global Base/Vector/OpenCL EU/England+REX4TDというフルセットの状態で、UK2000のガトウィック空港のゲートに出現したものだ。AI機もそれなりにいる。
各画面の左上を見てみるとFPSの確認が可能だ。

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「もうちょっと早いと思った」

そういう人も多いだろう。777と同様に同社製品はVC(ヴァーチャルコックピット)が重いのだ。

今度は同じ製品群で「某社の羽田を導入した離陸なんて目じゃないぐらい劇重い」と言っても過言ではない、AEROSOFTヒースローの RW09Lに2Dヒックピットで出現した。

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左上のFPSの値、信じられるだろうか? オーバークロックもしていない corei7 3770k + GTX780でだ。

HUDを使わない3Dコックピットを使わないという選択肢があれば、2Dコックピットがない777と違い、737は十分にPrepar3Dへの移行の選択肢としてあるかもしれない。
FSXで違い環境の方は比べてみてもいいだろう。

 

iFlyの737NGと比べてどうか?

iFlyの詳細は別記事を参照して頂きたいが、なんといってもHUDや計器パネルの描画が綺麗だ。
特にHUDは文字の読みやすさが格段に違う。

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ハードウェアは?

CPFlightのハードウェアはどうだろうか?
これ次第はB737NG用ではあるが、ソフトウェア自体はPrepar3Dv2に対応しておりiFlyでも利用していたものだ。もちろん問題なく稼働した。

おまけがある

FSX用 SP1cとPrepar3D版の違いが、実は1つある。
それはアメリカ海軍の対潜哨戒機P8 ポセイドンだ。
※FSX用のSP1d増えていたら同じかも。

同機はB737-800を元に作られた対潜哨戒機だ。

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さてここはどこの空港だろう?
T社の羽田v2のRW34Rだ。FPSを見ていただきたい。他のアドオンは先ほどと同じだ。

「FPSが高すぎる」と思った人も多いのではないだろうか?

ではコックピット内はどうだろうか。雨が降っているT社羽田v2でこの状態である。
FTX Global BaseやREX4TDももちろんある。
Prepar3Dv2の記事に記載したが、グラフィックボードを買い直してFSX使い続けるのもいいが、8万円のボードよりは6万円のボード、6万円よりは4万円のボードにしてPrepar3Dv2以降を利用する意味はあるのではないだろうか?
速度だけではなく見た目も変わっての話でもある。

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FSX風の設定にするとどれぐらい上がる?

アドオンを同じでFSXを利用していた時と近い設定にして検証してみた。
テクスチャは高解像度4096*4096のままだ。
チューニング記事を参考にしていただきたいが、ネックとなる部分は各々の環境によってことなるので、あくまで私の環境での比較となる。
影を消したり、海の設定を下げたり、アンチエイリアス設定を変えたりしている。

まずは機外視点のT社羽田v2 RW34R。
45FPS以上。これは・・・・・「グラボ買い替えずにPrepar3Dv2に行きます」状態だ。
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こちらはほぼ、映画館のスクリーン(24FPS)のFPSとほぼ同じになった。
実用レベルだ。

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VCが遅いのは分かっているので少し拡大した状態。26FPSぐらいまで上がった。

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2Dコックピットの場合は、30FPSに近い。

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FS2Crew

2015/03/08時点では、FS2CrewはPrepar3Dに対応していないとのことだ。
facebookやフォーラムによると基本的には手動でファイルをコピーし、パネルの設定等行えば利用できるとのこと。

FS2Crewの設定で下記のようなメッセージが表示された。
もちろんFSX版のSP1dにもまだ対応していないため、当然SP1d相当のPrepar3D用の初版も対応てしいないと表示される。

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参考までに、Migration ToolでEnableにしてインストールをしてDisableに戻した後、一応、筆者の環境では稼働した。
パネルのクリックも問題なかった。
下記の動画は、Emergency NGXまで導入し動作確認した際のものとなる。

最後に

筆者は「1年かかって、やっとPrepar3D移行が完了した」ということで、一通り動作確認をしたので遂に「FSXのアンインストール」を実施した。
併せて、iFLyの737もアンインストールを行った。

最後に雨のWCI 成田空港に移動してみた。外部視点ではこのぐらいのFPSになった。

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FAQ

FSX版記事から移設予定だ。しばらくは基本は共通なのものが多いため、旧記事を確認いただきたい。

Q: HUDが表示されない。
A: こちらを参照

 

PMDG 737 NGX
16 comments to “PMDG B737 NGX その2 Prepar3D版”
  1. いよいよ来ましたね!
    業界全体も熱を失っていないようで、良い兆候です。
    あとはWin10への対応をスムースに行っていただければ・・・(笑)

  2. あおだぬきさん

    いよいよです!
    我が家ではお蔵入り状態だったPMDG737ですが、久しぶりに日本語チュートリアルで昨夜スキポールまで飛行させていただきました! 😀

    サードパーティ製品もだいぶP3D環境が整ったので、バッチしです。

  3. ZEPHYRさん、こんばんは
    前回コメントいたしましたpanda B737です。
    あれからP3DとaerosoftさんのA320を購入し現在はボーイング機にも興味を持ちPMDGの機体を見ているところなのですが
    B777のセールが延長されたこともあり、737とどちらにしようかと考えているところなのですがPMDGの777は737と比べてどれ位パフォーマンスが低下するのでしょうか?
    FSX+NGXの組み合わせは満足するFPSでしたので、
    恐らくP3Dなら777も出来るのではと思いましたので、
    よろしくお願いします。

  4. panda B737さん

    私の環境では体感的には777も737もあまり変わらないように思います。
    スキポール空港の着陸前のアプローチ 高度7000フィートでせいぜい10~20%の違いです。

  5. こんばんわ!

    本日本製品を購入したのですが、Activateコードの入力画面がでてきていません。
    もともとないのでしょうか?
    (入力してせいかコックピットや、航空機のモデルが正しく表示されません)
    よろしくお願いします。

  6. mrzさん こんにちは

    Activationはあります。
    Free Flightであれば機体を選択した段階か、Fly nowの時にボックスがでます。
    私の場合はP3Dでフルスクリーンの時に後ろに表示されてしまい、Alt+tabでウインドウ切り替えてもクリックできませんでした。
    一度、ウインドウモードにしないとダメな感じでした。
    ですので適当にF22等を選んでからオプション画面に行ってフルスクリーンの設定を外したと思います。

  7. 返信有難うございます!

    いろいろ試してみたのですがActivateコード入力画面が出てきませんでした…
    ちなみにFlynowと言うのはOKボタンのことでしょうか?
    何かわかれば教えて下さい

  8. ボタンは飛行機と空港選んだあとの飛ぶ、Prepar3DのOKボタン(FSXだとFly Now!)です。
    システムロケールは米国です。

  9. こんばんわ!
    本当にわからなかったのでPMDGに問い合わせたところSimConnectというものを行えとの指示があったのでやってみたところアクティベートできました!!
    どうやらP3Dユーザー用の”PREPAR3D USERS READ ME”の中に記載してあったそうです。

  10. なるほど。私は別のアドオン等でsimConnectが既に入っているので、特に何も起きなかったのかもしれませんね。

  11. すいません。自己解決しました
    とりあえずSimConnectをダウンロードしてインストールすればよかったんですね
    ここにあるコメントのおかげで解決できました。ありがとうございます

  12. こんにちは、このサイトの別の場所で質問したのですがここに該当するものがありましたのでここに書きます。上記に書かれていることを参考に試しましたがダメでした。アクティベートコードを入力する画面は出てこずそのままロードし何も計器映らない状態に入ってしまいます。解決策を探しています

  13. ごめんなさい。その事象に出会ったことが無いのでPMDGのサポートに投げてみるのがいいかと思います。

  14. 返信ありがとうございます。SimConnectをすべてインストールしたらアクティベートできました!

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