Angle Of Attack(AOA) 737 Training

概要

Angle of Attackは、パイロット・フライトシミュレータ愛好家・飛行機好きのチームである。
彼らは飛行機に対する情熱と知識をビデオや資料によって我々にトレーニングとチュートリアルとして提供している。

PMDG B737 NGXのマニュアルの”Introduction”の最終ページでも、PMDGのパトーナーとしてAOAのトレーニングが1ページに渡って推奨されている。
航空機に対する予備知識に対する講座は、”Aviator90″という無料プログラムで提供されているので、航空力学や飛行機全般に興味がある方にはお勧めする。
今回は、筆者がPMDG B737のコース($79)に加入したので、こちらの概要を紹介する。
※後述のコース単位での加入も可能だが、1.5倍以上割高なのと知識としては半端になるのでお勧めしない。

コースは英語での提供になっているが、普段からFSXでは英語に接することが多いと思うので単語も難しくなく、ビジュアル的に説明がなされるので概ね理解できるだろう。

コース全般について

Ground Work
PMDGというよりは、実機の知識としても十分なB737 NGXに対する知識に対する勉強となっている。
9時間以上のビデオでの解説と200ページ近い分かりやすい冊子(PDF)での説明がある。
下記のようなサンプルが公開されている。このレベルで全編作成されている。
Flight Work
33時間に及ぶPMDG B737での基礎的な飛行知識を学ぶコースとなっている。
プリフライトから着陸までに及ぶが、コースで使用されるフライトに対してブリーフィングパッケージやチャートがPDFで提供される。
iPadや印刷での参照がお勧めのようだ。

印刷したものを写真に撮ってみた。

ニーパッドの例。ラインワークが非常に分かりやすく書かれており、コールドアンドダークからエンジン始動、離陸、フライト、着陸、エンジン停止までいつでも参照しやすいようにまとめられている。

また、チェックシートも用意されている。

フライトブリーフィングパッケージ。本物の航空会社のディスパッチブリーフィングで使われるような雰囲気のセット一式となっている。フライトの概要から、航路の現在の天気(風)等が収録されている。

これをもとに講習のビデオが着陸まで進められる。航路はロンドン～ロッテルダムの区間となっている。

これらはPFPXで作成されたものとなる。

チャート。ロンドン・ガトウィック空港(EGKK)とロッテルダム空港(EHRD)のチャート一式となっている。

二つの空港でだいたい50ページに及ぶ。

これらを元に行うフライトで使用するFSXのファイル(.FLS .FSSAVE .WX)、PMDGのパネルステート、FMCのコルート(.rte)ファイルは全てダウンロードで提供されている。

このフライトワークについては、下記のプレビュー動画が公開されている。これから雰囲気をつかんでいただきたい。

PFPXによるフライトプラン作成からディスパッチ資料の読み方の解説までもが範囲に含まれている。
Line Work
1時間ほどのビデオで構成されている。ラインワーク(航空業界用語)についての解説となっている。

ラインワークで提供されるPDF資料はFlightWorkでのニーボードと同一のものが、ラインワーク単位で分けて提供されている。
下記のようなサンプルが公開されている。このレベルで全編作成されている。